ロボコンマガジン

Robocon magazine no.61 ロボット開発の歴史 (Ohm MOOK No.)

Robocon magazine no.61 ロボット開発の歴史 (Ohm MOOK No.)

 ロボコンマガジンがおもしろい。いよいよロボットの時代がやって来る。
 この雑誌はときどき買っているが、今度の最新号(No.61)はおもしろい記事が満載。特集は「日本のロボット開発の歴史」。日本はロボット学の先進国であり、最先端の研究者が多い。
 森政弘さんもまだ健在。「ロボット考学と人間」の連載がいい。僕は森政弘さんの「全機」という概念に以前から注目していた。人間の「ものづくり」の原理を解明するキーになるかもしれない。
 第26回の日本ロボット学会のレポート記事に興味深い記事。大阪大学細田耕准教授の「連続ジャンプする空気圧1脚ロボット」に注目。このロボットに使われている空気圧アクチュエータはすごい。この空気圧アクチュエータは動物の筋肉に近いメカニズムの人工筋肉のようなもの。従来の電磁モータに比べて軽く壊れにくく人間の動作原理により近い。細田先生の今後の研究に期待したい。

 村田製作所が最近発表した、一輪車を乗り回すムラタセイコちゃんに注目。ムラタセイコちゃんは、自転車を乗り回すムラタセイサク君の父方のいとこの幼稚園年長さん。
 ジャイロセンサーを2個搭載し、一輪車で倒れないで前後左右できる。