- 作者: 新倉俊一
- 出版社/メーカー: 慶應義塾大学出版会
- 発売日: 2004/10/01
- メディア: 単行本
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もうずいぶん昔の大学時代に西脇順三郎の詩集を愛読していた時期があったことを思い出した。
しばしば口ずさんでいた「アムバルワリア」の中の「天気」の冒頭。
(覆された宝石)のような朝
何人か戸口にて誰かとささやく
それは神の生誕の日。
そしてこの希有の詩人は、1982年6月5日の未明に生まれ故郷である小千谷にて、88歳で去っていった。
<幻影の人は去る/永劫の旅人は帰らず>