- 作者: 苫米地英人
- 出版社/メーカー: にんげん出版
- 発売日: 2007/07/27
- メディア: 単行本
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最近テレビ等を介してセカンドカルチャー的に拡がりつつある軽薄なスピリチュアリズム(霊的真理主義)に大なたをふるう。鋭い分析。さすがです。眼がひらかれました。
なんとなくぼんやりとしていたところが、ハッキリとしてきました。ブッダがバラモン教の輪廻転生をふくむアートマンの思想を否定したことの重要な意味。「縁起」の深い意味、奥義。ナーガルジュナの中観思想に惹かれます。
そしてもっとすごいところは、軽薄ではないスピリチュアリズム、すなわちチベット密教でさえも極端な空観に至る必然性に鋭い警鐘を鳴らす。苫米地英人さんはすぐれた人です、と思います。でも、あと数回は読まないとよくわからない(+_+;)\パコッ!