馬車の歴史(川又正智)

 八重洲ブックセンターで見つける。「うまはくブックレット」のNo.3とある。
 地球上に馬車が出現したのは紀元前2000年頃のアッシリアからミタンニ(いまのイラク・シリア・トルコ)のあたり。
 馬車は典型的な組合せ発明だ。車輪(車輌)の発明と牽引技術の発明と馬の家畜化の3つのそれぞれ起源の異なる技術が組み合わされた複合的なものである。そして馬車をいち早く実用化しそれをより機能的にしていった民族がメソポタミアや中原の覇者となっていった。スキタイ、ヒッタイト、そして秦。
 宿題→銜(はみ)と軛(くびき)の技術の起源について調べよ。銜は、馬の口にくわえさせて馬を制御するのに用いる用具で馬を操作する上で最も重要なもの。
 くびきはヨーロッパ中世において大改良がなされて世界を一変させた。