「絶望の裁判所」 元判事が司法の腐敗を告発する

検察と司法がブラック化していることは4年にわたる小沢謀略裁判事件の顛末によって国民の知るところとなりましたが、元判事のこの告発はブラック司法の現状を裏付けるものですね。いやはや、日本はトンデモない国になり下がってしまった。


田中龍作ジャーナルより:

●「絶望の裁判所」 元判事が司法の腐敗を告発する
http://tanakaryusaku.jp/2014/02/0008840
やはり日本は法治国家ではなかった。元判事が実際のケースと実名をあげて司法の腐敗を告発した「絶望の裁判所」が20日、刊行された。著者の瀬木比呂志・元判事がきょう、日本外国特派員協会で記者会見した。
 瀬木氏は判事を30年余り務め、最高裁事務総局に2度に渡って勤務した。裁判所の裏の裏まで知る人物と言えよう。
 司法の実態を知り尽くした元判事は日本の裁判所を「旧ソ連全体主義」に たとえる。「裁判官たちは収容所に閉じ込められている」と話す。収容所とは徹底したヒエラルキーに支えられた官僚体制のことだ。瀬木氏によれば、ピラミッドの頂点にいるのは最高裁事務総局だという。
 事務総局が人事を支配しているため、裁判官たちは事務総局にニラまれる判決を書かなくなる。瀬木氏はこうした裁判官をヒラメ(上ばかりを見ている)と揶揄する。
 問題を深刻化させているのはヒラメ(裁判官)の質の劣化だ。瀬木氏は具体例をあげながら「裁判官の性的非行は裁判所の腐敗のあらわれ」と述べた。
 最高裁事務総局は国の政策に異論を唱えるような判決を嫌う。劣化し上ばかりを見ている「ヒラメ裁判官」は盲目的に最高裁判例に沿った判決を出す。個別の事情を考慮することなく、だ。その結果「これが国家賠償請求でなくて一体何が国家賠償請求になるというのか?」といった訴えまで棄却するケースもあった。


筆者は小沢一郎民主党代表(当時)を政治資金規正法違反で強制起訴した「第5検察審査会」について質問した。瀬木氏は米軍基地をめぐる裁判で米国大使館の大使・公使に情報を流していた最高裁判事の実名をあげ、「日本の司法は裏側で不透明なことをしている」と明言した。
 原発の運転差し止め訴訟は原告の連敗続きだが、下級審で2件だけ勝訴している。これについて瀬木氏は「勝訴の判決文を書くのは相当な勇気と覚悟がいることは間違いない」と話した。人事で不遇の扱いを受けることが明白なため、どの裁判官も自分の将来を考えて原告勝訴の判決は書かないのだ。(記者会見後、筆者とのやりとりで)
<以下略>

ワイヤレス給電技術(アドバンテスト)

日経産業新聞の小さな記事で見たアドバンテスト社が開発したワイヤレス給電技術にちょっとびっくりした。既に実用化されている。YouTube動画でも紹介されている。

これって昔ニコラ・テスラが考えていた無線送電システムのミニ版ではないか!





ワイヤレス給電とは、無線(コードレス)で電力を伝送すること。電源ケーブルが無くてもあらゆる電気機器への充電が可能になる。

新聞記事によれば50センチの離間距離でも可能とのこと。すごっ。

従来の電磁誘導タイプとは異なる「磁界共鳴」の原理を利用した独自技術。このワイヤレス給電の登録商標は「AirTap」。


●電池無しで光るライト
http://www.youtube.com/watch?annotation_id=annotation_528239&feature=iv&src_vid=8txvHB16FAI&v=VYmXyVlpstQ



周波数を変えることによって選択的な送電も可能なんですね。おもしろい。
●選択送電
https://www.youtube.com/watch?v=PXOUkb_e3YY

電磁誘導型では密着させる必要がありますが、この磁界共鳴型のワイヤレス給電によれば、送信側と受信側の距離が離れていても電気を供給が可能。動くものでもOK。さらに水中でも可能。

●電磁誘導との比較
https://www.youtube.com/watch?v=IlaWTgk6ZqA

特許庁のサイトで特許出願されていないか検索してみると、既に15件の特許公報が公開されているようです。

特許公報をちょっと読んでみようとしましたが、さっぱり解らん(+_+;)\パコッ!


アドバンテスト ワイヤレス」が含まれる公開公報「15件」のリスト:

1.特許公開2013−215049
ワイヤレス給電装置およびワイヤレス送電システム
2.特許公開2013−187962
ワイヤレス受電装置、ワイヤレス給電装置およびワイヤレス送電システム
3.特許公開2013−106490
ワイヤレス給電装置およびワイヤレス給電システムならびに電力信号の送信方法
4.特許公開2013−074756
ワイヤレス受電装置、ワイヤレス給電装置およびワイヤレス給電システム
5.特許公開2013−074755
ワイヤレス受電装置、ワイヤレス給電装置およびワイヤレス給電システム
6.特許公開2012−253944
ワイヤレス給電装置およびワイヤレス給電システム
7.特許公開2012−196117
ワイヤレス給電装置、受電装置および給電システム
8.特許公開2012−191268
ワイヤレス電力送信機、無線タグおよびワイヤレス給電システム
9.特許公開2012−055157
ワイヤレス受電装置、ワイヤレス給電装置およびワイヤレス給電システム
10.特許公開2012−055144
給電システムおよびワイヤレス送電装置
11.特許公開2012−010586
ワイヤレス受電装置およびワイヤレス給電システム
12.特許公開2011−244684
ワイヤレス受電装置、ワイヤレス給電装置およびワイヤレス給電システム
13.特許公開2011−211895
ワイヤレス給電装置、ワイヤレス受電装置およびワイヤレス給電システム、ワイヤレス給電方法
14.特許公表2013−524743
ワイヤレス受電装置およびワイヤレス給電システム
15.WO2012/035745
ワイヤレス給電装置およびワイヤレス給電システム