藤田医科大病院のアビガン臨床研究の続報。
でも、実際の結果については言及なし_| ̄|○ ガクッ
うーん、もどかしい。
いずれにせよ、土井洋平教授、頑張ってください。
●抗インフルエンザ薬「アビガン」 新型コロナウイルスに効果は?愛知などで進む臨床研究
3/10(火) 21:15配信
メ〜テレ(名古屋テレビ)
新型コロナウイルスに対して、現状有効な治療薬がないとされている中、別の感染症に有効な薬を転用できないか?その可能性を探る研究が愛知県内でも始まっています。
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もともと新型インフルエンザに備えて開発された「アビガン」
「今回のウイルスには、現時点でインフルエンザのように有効性が確認された治療薬がない」(安倍総理 2月29日)感染拡大の終息が見通せない中、まだ有効な治療薬やワクチンがない新型コロナウイルス。その治療に一定の効果が期待できるとして、白羽の矢が立ったのが…
「本来、抗インフルエンザ薬である『アビガン』という治療薬があります」(藤田医科大学病院 感染症科 土井洋平教授)
新型インフルエンザの流行に備えて開発された薬が、新型コロナウイルスの治療に効果があると期待されているのです。
愛知県の藤田医科大学病院などで始まった臨床研究
「アビガンは、ウイルスを複製することを抑える作用がある薬で、様々なウイルスに対しても活性をある程度持っているということが分かっています。その1つが今回の新型コロナウイルスということになります」(土井教授)3月2日に国の承認を受け、アビガンの治療効果などを調べる臨床研究を複数の医療機関と共同で始めました。どのような研究が進められているのでしょうか。
投与のタイミングによって2グループに分けて調べる
臨床研究はどのように行われる?
「(新型コロナウイルスは)多くの人は自然に治っていく感染症ですので、例えば『アビガンを内服して良くなりました』といった時に、薬で良くなったのか、自然に治ったのかは判断するのが非常に難しい。服用している人と服用していない人を比較することが必要になる」(土井教授)臨床研究は、新型コロナウイルスに感染している人のうち、症状がないか、比較的軽い患者約80人が対象です。
アビガンをすぐに投与するグループと、5日間経ってから投与するグループに分け、ウイルス量を調べます。
急がれる治療法の発見 「既存薬」の応用は?
一刻も早い、的確な治療法の発見が求められている新型コロナウイルス。病院側は『既存薬』の応用に期待感を示しています。「急速にこういう状況が起きていて、既に開発されている薬をうまく使うことができないかという視点が1つあります。アビガンかもしれないし、他の方法かもしれないが、きちんと検証された形で治療法が確立することを望んでおります」(土井教授)
複数の既存薬の有効性の研究進む
「アビガン」の他にも、新型コロナウイルスに対し、既存の薬を活用できないかという研究が、副作用などにも留意しながら進められています。エボラ出血熱の治療薬や、抗エイズウイルス薬といった薬の有効性の研究が進んでいます。
一方、神奈川県内の医療チームからは、ぜんそくの治療薬「シクレソニド」を感染者に投与したところ症状が改善したという報告もあります。
(3月10日 15:46~放送 メ~テレ『アップ!』より)