「大疫」で王朝崩壊(木村太郎)

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●新型コロナウィルスで習近平体制ピンチか? 中国歴代王朝も感染症で崩壊

中国ではその歴史上何回も大規模な疫病の流行に見舞われており、それを「大疫」と呼んでいる。
古くは周王朝(紀元前1046年~紀元前256年)から「大疫」が起こったという記録があり、それが王朝の滅亡につながったと考えられている。

また、14世紀にモンゴル民族が元に代わって建国した明王朝も、その末期にペストや天然痘が大流行して1000万人の死者を出し、各地で反乱が起きた。その混乱に乗じて満洲民族の清が侵入して征服したことはよく知られる。

さらに、その新王朝も19世期末に雲南省からペストが世界的に流行し、ペスト対策を口実に各国の介入を招き結果的に日清戦争の敗北を招いて王朝が崩壊した。

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