トランプが計画していた核施設への攻撃と斬首作戦にビビった金正恩が、極東の軍事的不安定化のためにこれまで北朝鮮を背後から傀儡化し続けていた米好戦派勢力の支配から離脱し、南北朝鮮の和解と朝鮮半島の安定化と経済的発展に向けて動き出した、ということでしょうか。（ちなみに、金正日は、晩年これをやろうとして暗殺された可能性があります。）
トランプの出現によって、初めてこれが実現されることになるのか。
でも、金正恩は頭がいいので、非核化を宣言しつつも、地政学的配慮から、核を隠し持ったまま、南北和平と米朝和解を進めようとしているのだろう。そして、それをトランプ、プーチン、習近平は黙認するつもりなのでしょう。
以下、田中宇氏の分析：
●北朝鮮が核を持ったまま恒久和平
http://tanakanews.com/
【2018年4月23日】 ４月２０日の北朝鮮の核開発終了宣言は、米朝和解を進めたい米国のトランプ、南北和解を進めたい韓国の文在寅、それらを支持する中国の習近平、ロシアのプーチンといった米韓中露の動きと同期している。いまの米韓中露と北は全員が、口だけ「朝鮮半島の完全な非核化をやる」と言いつつ、実のところ、非核化が意味するところの「北の完全な核廃棄」でなく、北が核兵器（の一部）を隠し持つことを黙認したうえで米朝や南北が和解して朝鮮半島問題が解決される道筋を好んでいる。
以下、今回の南北首脳会談の模様（韓国の放送）。
●세계 언론사들 메인에 걸린 문재인대통령에게 거수경례한 북한군 수뇌부+김정은 군사분계선 넘는 모습
金正恩のハングル肉声。
●만찬장 빵터지게한 문재인대통령 건배사 "이루지 못한 꿈이 있다 백두산.개마고원 트래킹이다"
