キム・ハンソルが北朝鮮亡命政府を樹立するのではないかという近未来予測

キム・ハンソルが欧州に北朝鮮亡命政府を樹立するのではないかという予測情報。

半島情勢に詳しい日刊ゲンダイ編集長の太刀川正樹氏によると、先日暗殺された金正男キム・ジョンナム)の息子・ハンソル氏(21)が、ヨーロッパで亡命政府を樹立する可能性が浮上しているとのこと。



北朝鮮亡命政府。

その手があったのか!


亡命政府(Government in exile)とは,国内での革命やクーデタ、他国による占領などによってその国の政治から排除された元首や亡命者が、国外に脱出してその地で組織する政府組織のこと。複数の国家が正当性を認めれば、亡命政府として認められる。

たとえば、第2次大戦中のロンドンには,ポーランドユーゴスラビア,フランス,ノルウェーなどの亡命政府が存在していた。最近では、ダライラマを戴くチベット亡命政権が有名。


キム・ハンソルは、現在ヨーロッパの安全なところに逃げ、亡命政権の準備を進めているのではないか、と太刀川氏は予測している。


米中露が協力して今のキムジョンウン(金正恩)体制を倒しちゃえば、南北統一も夢ではない。



シナリオとしては、こんな↓感じか。

キム・ハンソルを中心におく北朝鮮亡命政府の樹立→キムジョンウン体制の打倒→キム・ハンソル亡命政府による北朝鮮政権交代→南北統一




トランプ効果の波に乗って、近未来にこのような劇的変化が実現するかもしれない。

中東ではISIS(イスラム国)が崩壊しつつある。

これと連動するように、北朝鮮のキムジョンウン体制も崩壊していくだろう。

なぜなら、陰謀論的観点では、イスラム国も北朝鮮も軍産ネオコン勢力の傀儡国家なのですから。


以上、本日は近未来妄想を書いてみました。


【参照】
これ↓は父親が暗殺されてから数日後にYoutubeにアップされたキム・ハンソルのメッセージ。北朝鮮のパスポートも提示している。本人だといわれている。マカオではなく、オランダにいるのではないか。

●살려달라 김정남 아들 김한솔 원본 영상 한글 자막 첨부 영어 원본 동영상 비디오 KHS video 천리마
https://www.youtube.com/watch?v=Q3NP0KxWNwk




以下↓の2012年当時のインタビューからすると、キム・ハンソル氏はなかなか知性豊かでしっかりした人格の持ち主だと分かる。英語もネイティブ並みに流暢。彼は、北朝鮮の民衆が幸せになることを心から願っている。

亡命政権構想:キム・ハンソル=金漢率の北朝鮮での夢は?
https://www.youtube.com/watch?v=V1XlfZaGAs0

2017/02/20 に公開
キム・ハンソル=金漢率=김한솔=Kim Han-Sol
(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%...)

拡声器で金正男氏殺害事件を放送 北朝鮮に向け=韓国軍
http://japanese.yonhapnews.co.kr/head...
→南北軍事境界線付近に設置されている拡声器を使い、北朝鮮金正恩キム・ジョンウン朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男キム・ジョンナム)氏がマレーシアで「毒殺」された事件について放送している。

正男氏がマレーシアで北朝鮮偵察総局の要員とみられる人物らの指揮下で暗殺され、正恩氏の指示があったと思われるとの内容。

金正日キム・ジョンイル)総書記の長男の正男氏が金日成(キム・イルソン)主席の血を引く唯一の「白頭血統」であることも説明しており、北朝鮮住民や軍人らの口コミで北朝鮮社会に素早く広がるとみられる。
→Kim Han-Sol:秘めた可能性、亡命政権構想


日刊ゲンダイの元記事。

金正恩は真っ青 正男の息子ハンソルに“亡命政権樹立”情報
2017年3月10日
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/201075/1


「私はキム一族の一員です」――。殺害された金正男の息子・ハンソル(21)を名乗る男性が動画メッセージを発表した。ハンソルは「チョルリマ・シビル・ディフェンス」という支援団体によって「安全な場所」に移されたという。

 正男殺害事件はマレーシア警察に逮捕されたリ・ジョンチョルが釈放され、北朝鮮大使が国外退去になるなど膠着状態。そこに新たなキーマンが登場した格好だ。

 元韓国国防省北朝鮮情報分析官で拓殖大客員研究員の高永�剔氏が言う。

「ハンソル氏の“数日前、私の父親が殺された”という発言に注目です。正男氏が殺害されたのは2月13日。ハンソル氏はその数日後にこのビデオを撮り、安全な場所への避難が完了したため公開に踏み切ったと考えられます。支援団体の『チョルリマ』は『千里馬』の意味。1960年代の北朝鮮で“千里を走る馬のように頑張ろう”というキャンペーンに使われた用語です」

■米韓もウラで資金援助

 注目はハンソルの今後の動きだ。動画の中で喪服のような黒い洋服を着た彼が父の敵を討ちたがっているのは間違いない。そのため金正恩に対抗できる亡命政権を樹立するとの見方が強まっている。

 実際、父の正男は昨年6月、英国の脱北者団体から亡命政権のトップに就くよう要請されたと報じられた。亡命政権樹立は夢まぼろしではないのだ。関西大学教授の李英和氏(北朝鮮経済論)の分析はこうだ。

「ハンソル氏はビデオでパスポートも見せました。これは自分が北朝鮮国民であり、いずれ帰国するという意思の表れ。“北の政治への口出しは内政干渉ではありません”と固い決意を語っているのです。いまはマカオかヨーロッパにいるという声がありますが、ハンソル氏はオランダの大使に世話になったとも語っています。マカオなら中国政府の手前、ビデオ公開は難しい。ヨーロッパに逃げ、亡命政権の準備を進めていると考えてもいいでしょう」
韓国で取材中の国際ジャーナリスト・太刀川正樹氏もヨーロッパでの亡命政府樹立の可能性を示唆する。

「ヨーロッパは韓国や中国に比べて北から遠い場所にあり、安全性が高い。しかもけっこうな数の脱北者がいます。政権樹立には資金が必要ですが、スイス銀行などの金融機関があり、米CIAや韓国政府にとってアシのつかない送金がやりやすいという利点がある。特に英国はMI6という諜報機関があり、昨年、北の公使を脱北させた実績もある。英国に政権をつくる公算が高いと思われます」

 亡命政権の樹立は正恩を追い詰めそうだ。

「以前から、正恩体制崩壊を狙う韓国人と脱北者が、第三国で特殊作戦の訓練をしているという話があります。平壌に武器を搬送し、街角に隠しているというのです。亡命政権の活動が始まり機が熟したら、彼らが武装蜂起するかもしれない。蜂起しなくても正恩は不安で眠れないでしょう」(太刀川正樹氏)

 亡命政権樹立で正恩はストレスの限界に。酒に走ってさらに激太りし、お陀仏――。なんてことになりかねない。