人生を変えるドラッカー(吉田麻子)

いつも積読(ツンドク)で終わっていたドラッカー。(難しそうで敷居が高い)

この本を読んで、俄然ドラッカーの原著を丹念に読む気になりました(笑)。

著者の吉田麻子さんは、ピーター・ドラッカーの『経営者の条件』をボロボロになるまで百回以上読んで、これまで何冊も買い直しているそうです。それほどドラッカーに惚れ込んでいる。

一見とっつきにくいドラッカーを、小説仕立てでやさしく解説している。と言っても、内容は高度で深い。

たとえば、「組織の成果」とは何か、という問いに対して、ドラッカーは「成果は外にある」と言う。「外」にあるってどういうこと? ちょっと分かりにくいけれど、なにか深ものがありそうだ。この本を読むと、ドラッカーの言う「成果は外にある」とはどういう意味か、ほんのり分かりそうな気になる。是非、原著を読んで勉強したい気分になります。


ところで、ピーター・ドラッカーの『経営者の条件』は、なにも会社や企業の経営者のためのだけの本ではなく、あらゆる組織、人間たちの集団、チーム、はたまた家族、高校や大学の部活、そして自分自身のマネジメントに役立つ。


そうなんです、自分自身のマネジメントに役立つ、そんな経営哲学なのかもしれません。

よくわかりませんが、ドラッカーにはなんだか東洋的な何かがありそうな感じもいたしますね。


内容紹介
ドラッカーの『経営者の条件』といえば、世界中で読み継がれてきた“自己啓発のバイブル"
◆その伝説のバイブルが、ストーリー仕立てで誰にでもやさしくわかる

研修会社のベテランOL・青柳夏子。うっかりミスを社長にとがめられたことから、自分の仕事の仕方に悩みを抱き始める。
広告会社に勤める杉並柊介もまた、制作部門から営業部門に異動となり、壁に突き当たっていた。
そして、保険会社を脱サラしてカフェを始める堀川徹。起業間際のあまりの忙しさに、仕事も家庭もパンク寸前だった。
ある日、夏子はふとしたきっかけから、1冊の赤い本を手に取る。ドラッカーの『経営者の条件』だった。しかし買ってはみたものの、難しそうでなかなか読めずにいた。そんなとき、ドラッカー読書会の存在を知る。何かに導かれるように・・・。

ドラッカーの名作『経営者の条件』を通じて、自分の悩みを解決していく、ストーリー仕立ての入門ガイドブック!

著者について
吉田麻子
カラーディア代表。ドラッカー研究者 佐藤等氏、ブレーントレーニングの第一人者 西田文郎氏を師と仰ぎ、ドラッカーとブレーントレーニングを色彩学に融合させる。
ドラッカー読書会ファシリテーター

ドラッカー名著集1 経営者の条件

ドラッカー名著集1 経営者の条件


【参考】
ドラッカーの肉声を聞くことができます。
ドラッカーは95歳の長寿でした。それも凄い!
●ピーター・F・ドラッカー本人出演による、『ドラッカーの実践マネジメント教室』紹介動画(ショートバージョン)

ドラッカー日本公式サイト
http://drucker.diamond.co.jp/