『デザインの誤解 いま求められている「定番」をつくる仕組み』水野学

水野学さんのこの本『デザインの誤解 いま求められている「定番」をつくる仕組み』を読んで、「THE SHOP」に行ってみました。

最近、デザインシンキング(デザイン思考)やブランディングデザイン関係の本を読んでいますが、水野学さんの『デザインの誤解』は、その分野の入門書としてとても勉強になりました。


この本のテーマは、「定番」。

モノがあふれている現代社会において、人々に長く愛されて売れ続けている商品、すなわち「定番商品」と呼ばれているものがあります。


たとえば、コカ・コーラのあの瓶。


たとえば、イームズシェルチェア。


たとえば、プジョーのペッパーミル


たとえば、榮久庵憲司(えくあん・けんじ)氏のデザインによるキッコーマンの醤油差し。



これら定番商品たちの「定番」たることの謎を紐解き、さらに今の時代の新しい定番商品をつくりだすためにはどうしたらいいか。

デザインの原点に立ち戻って「定番」とは何かを考える。

そのために、水野さんたちは、「THE(ザ)=定番」というブランドを立ちあげて、現代の新しい定番商品の実店舗である「THE SHOP」も作っちゃった。

というわけで、JR東京駅前のKITTEビル4階の「THE SHOP」に行ってみました。

(以下、つづく。)