諸外国で小保方STAP論文を評価する動き

ドイツのハイデルベルク大学によるSTAP細胞の追試報告に続き、英国のケンブリッジ大学や韓国でも、小保方氏の、生物学の歴史を覆す世紀の発見である<STAP現象>を前提とした研究が進められている。

だが、日本では、「小保方論文=捏造」が既定事実かのようにみなされ、小保方さんを未だに犯罪者扱いしている。

困ったものだ。

あるいは、小保方氏の『あの日』が出版されてからというもの、小保方バッシングに参加した学者たちは、ダンマリを決め込んでいる。タコツボにはまったサラリーマン学者たちは、じっと嵐が過ぎ去るのを待っているかのようだ。

なさけない。


<STAP現象>
動物の分化した体細胞に弱酸性溶液に浸すなどの外的刺激(ストレス)を与えると、細胞が初期化して再び分化する能力を獲得するという現象。


今の状況について、重要ポイントをまとめると以下のような感じか。

●小保方氏による生物学上先駆的かつ画期的な発見について、小保方氏に敬意を表し、真摯に「STAP現象」を解明しようとする研究者が世界中にいるということ。(マスコミの小保方バッシング報道に洗脳された日本のタコツボ研究者やヒラメ研究者とは大違いだ)

●生物学的な成果の追試実験には長年の熟練やコツ(マイケル・ポランニーの云う暗黙知)が必要であり、そう簡単には再現できないということ。時間がかかる。これについては、クローン羊(ドリー)の事例や若山氏が自身のクローンマウスの再現に長期間を要したことからも言えることである。なので、これからもSTAP現象の根本的な科学的解明のためには、地道な研究努力が必要だということです。



以下、最近の報道を転載しておきます。

●STAP論文、海外有力大学が論文で引用…英研究者「小保方氏の研究は価値ある貢献」
ビジネスジャーナル 2016.09.10
http://biz-journal.jp/2016/09/post_16600.html

 また海外の研究機関で小保方晴子氏筆頭の論文が引用され、再生医療の研究に貢献していることが明らかになった。引用されたのは日本では徹底的に否定された「STAP細胞論文」だ。
 STAP論文は「体細胞の分化状態の記憶を消去し初期化する原理を発見」として2014年1月29日に独立行政法人(当時)理化学研究所理研)が発表し、同30日に英科学誌「ネイチャー」に掲載された。しかし、すぐに画像の不備などが見つかり、同年7月2日に取り下げられることを理研が発表した。この論文は、マウスから取り出した体細胞を酸性浴で培養すると、初期化され多能性を持つようになった、とする論旨が示されていた。論文には酸性浴のほか、細胞を初期化するさまざまな刺激方法が書かれており、発表された当時は「世紀の発見」として科学界のみならず、多くの衆目を集めた。
 今回、小保方氏のSTAP論文をリファレンス(参考文献)に上げたのは、米セントルイスワシントン大学メディカルスクールの研究者グループで、「ネイチャー」の姉妹版ウェブ媒体「サイエンティフィック・リポーツ」に掲載された「酸性状態の培養でがん細胞をOCT-4へ誘導する事を4つのがん細胞で認めた」という論文。今年6月15日に公開された。
 この論文には、このように実験結果が報告されている。
© Business Journal 提供
「OCT-4は、酸性環境などのストレスによって誘導される、細胞の脱分化の重要なマーカータンパク質である。我々はこの論文において、固形腫瘍内のがん細胞が置かれている慢性的な酸性環境(酸性浴で培養したこと)ストレスが原因となって、これらのがん細胞が、線維芽細胞および他の間質組織の細胞において、OCT-4を誘導することを、4つのがん細胞で認めたことを示しています」
 つまり、小保方氏が書いたSTAP細胞論文で示した「物理的ストレスによって体細胞が初期化した」と同じ効果が、がん細胞のストレス実験で確認されたことが報告されている。がん細胞は酸性浴で正常な細胞に戻せることが確認されたのだ。今後は、細胞ががんになるメカニズムの解明や、がん細胞の動きを抑制してほかの臓器へ転移することを防ぐ研究が目覚ましい発展を遂げる可能性もある。
 研究の進歩によっては、がんは不治の病ではなくなり、高額のがん治療費は過去のものになるかもしれない。日本の科学界で放逐されたSTAP細胞論文は、海外の研究者の間でがん細胞のように、しぶとく生き残っていた。これはひとえに、小保方氏の研究のユニークさの賜物だ。
●「小保方氏の研究は価値ある貢献」
 この論文を速報したSTAP細胞論文問題を追及するブログ「白鳥は鳥にあらず」を運営する元・文部事務官で、社会科学と図書館学の研究者でもある中村公政氏に話を聞いた。中村氏は「世界最大の人道危機」と呼ばれる「スーダンダルフール紛争」の人権擁護活動なども行っていた。
――今年に入り、相次いでSTAP細胞論文が追試されたり、研究に引用されたりしています。
中村公政氏(以下、中村) 独ハイデルベルク大学STAP細胞の追試を報告した論文と、今回私が紹介したセントルイスワシントン大学の論文は、掲載誌への投稿日が同じで、研究の主題も「がん細胞を酸性浴で多能性を確認する」と同じでした。ハイデルベルク大は研究者の予想に反して多能性の確認まで至らず、結果が思わしくなかった。しかし、アクセプト(編注:学術誌に投稿した論文が審査を受けて掲載されること)された論文内で、STAP論文共著者である笹井芳樹博士へ哀悼の意を表し、この研究が笹井氏の遺志を継承するものであることを示しました。ハイデルベルク大はSTAP論文に書かれた方法でがん細胞を使って実験し、その成果をオランダの学術誌に発表しました。
――ハイデルベルク大の論文では、「STAP論文のプロトコル(実験の手順)で試したが、予想に反して論文と同じ結果は出なかった」と報告されました。一方、セントルイスワシントン大学は酸性浴でがん細胞を初期化させることに成功しています。内容はSTAP細胞プロトコルではありませんが、参考文献として引用されています。
中村 セントルイスワシントン大学の場合、投稿してから掲載されるまでの期間が大変長く、新実験が行われ論文の修正が行われた可能性があり、そこで小保方さんが3月に立ち上げたサイト「STAP HOPE PAGE」を参照したのではないでしょうか。
――3月10日に公開されたハイデルベルク大の論文よりも、6月15日に公開されたセントルイスワシントン大学の論文のほうが、がん細胞を酸性浴で多能性に導くことに成功しています。やはり「STAP HOPE PAGE」の公開が実験に良いヒントを与えた可能性も大いにありますね。
中村 はい、そう思います。そして程度はともかく、OCT−4マーカーの実験に成功しました。
――細胞が多能性を示すと発現するOCT−4マーカーが、がん細胞から確認されたということは、がんが初期化されたことを意味しますね。酸性浴で細胞のがんの記憶を消したということでしょうか。酸性ががんに及ぼす影響や、がんが治療薬にどう反応するかなど、がんを治療する研究にSTAP細胞論文が引用され、実験成功へのヒントになっています。海外と日本とではまったく対応が違います。
中村 小保方さんは「婦人公論」(中央公論新社/6月14日号)に掲載された作家・瀬戸内寂聴さんとの対談で、海外からのオファーがあると堂々と話しました。セントルイス・ワシントン大メディカルスクール(日本の大学院相当)は、日本では無名ですが現役ノーベル医学生理学賞学者を多数擁する名門です。もしも、そこから小保方さんにオファーがあったとしたら、STAP特許の問題が解決するかもしれません。
――セントルイス・ワシントン大の医学部はアメリカでもっとも入学が難しいといわれていますが、再生医療に関係するベンチャー企業とのつながりも深い。
中村 そうです。また、理研特別顧問の相澤慎一氏がSTAP細胞の検証結果を投稿したサイト「F1000Research」に、英ケンブリッジ大学のオースティン・スミス博士からレビューがあり「小保方氏の研究は科学コミュニティへの価値ある貢献だ」と感想を述べています。そして、「小保方氏が共著者でないこの論文について、小保方氏の同意が得られることがなお重要にもかかわらず、小保方氏と連絡が取れないのは残念だ」と述べています。
●海外で引用され続けるSTAP論文
――このレビューからは、スミス博士が小保方氏の研究に多いに興味を持ったことがうかがえます。
中村 そうですね。この博士は幹細胞の専門家ですから、私は小保方さんがSTAP細胞を研究する道が途絶えたとは思えないのです。海外では5月頃からSTAP細胞論文に関する研究論文発表と特許取得への動きが盛んでした。その頃日本では「婦人公論」の寂聴さんとの対談に登場した小保方さんの姿に興味が集中していました。

――海外ではSTAP細胞論文が引用され、がん細胞治療の研究は進歩していますが、日本で話題になるのは「小保方さんのワンピースが白かった」などといったことばかりです。
中村 遺伝子の操作が不要なストレスの刺激という最先端とはいえない方法で、細胞が多能性を示すことを発見した小保方さんの研究は、それ自体とても重要です。キメラマウスができたかどうかではなく、基礎研究の発展に目を向けるべきなのです。
――ありがとうございました。
 海外では日本で吹き荒れた「噂の域」にすぎない研究者へのネガティブキャンペーンには興味を示さず、論文で報告された研究の概念、発見の価値に科学的意義を求めている。小保方氏の提唱したSTAP細胞の学術的価値に目を向けて、論文を修正する方向にならなかったのは日本の不幸といえる。日本は、自らの同調圧力で取り下げさせたSTAP論文が海外で引用され続けるのを、指をくわえて黙って見ていることしかできないのだろうか。
(文=上田眞実/ジャーナリスト)

●韓国の研究機関でエネルギーを利用して細胞の多能性確認・国際特許申請「STAP現象」確認報告続々
2016年08月30日
http://blog.livedoor.jp/obokata_file-stap/archives/1060636425.html

肯定派の人も否定派の人も、活発な議論を宜しくお願いします。

レーザー等のエネルギーを利用した多能性細胞の誘導

韓国 Physics細胞 国際特許 申請15年12月4日。公開が16年6月9日

 以下が翻訳文書です。 STAP現象(体細胞を刺激して記憶を消去し、初期化する原理)と同じ主旨の実験方法で(レーザー等エネルギーによる刺激のストレス)で細胞を初期化し、万能性を持つようになった事を発見したとあります。小保方さんの主張した原理の再現性が確認出来たのです。

 木星は小保方さんのSTAP細胞論文の要旨を聞いた時に「弱電流」や「超微振動」などのなんらかの「波形」ストレスでも可能なのでは、と想像して楽しんでいました。癌が出来た患部に弱電流を流して初期化して癌を退治する。そんな夢のある空想を小保方さんのSTAP細胞論文は与えてくれたのです。

 韓国はレーザー等のエネルギーで成果を出しました。体細胞をレーザー照射する事で多能性細胞に戻す事が可能なのです。現在、再生科学、生物学はパラダイムシフトを迎えたと言っても過言ではありますまい。近い将来、癌患部の完治や体に出来た痣やシミ、もしかしたら臓器や欠損した体の一部も再生が可能になるかも知れない。おそらく、現在の医療費より遥かに低コストです。再生医療は短期間で飛躍的進歩を遂げる事でしょう。

 果たしてそのとき、STAP細胞論文、小保方さんの発見した細胞初期化の原理を社会はどう扱っているでしょうか?


 さあ、この特許申請で流石に「STAP現象」を否定する事は完全に科学の道から外れている事が明らかになりました。木星は100年後、小保方さんの発明を潰したこのときの日本人たちの不明を世界がどんな風に笑っているか、それを見る事が出来ず残念であります。

 木星通信/上田眞実  mjp@mbr.nifty.com 



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発明の名称:エネルギーを利用した多能性細胞の誘導装置及び方法
技術分野

[1]
本発明は、超音波、レーザーまたは熱処理などのエネルギーの提供を通じて、多能性の特性を持つ多能性細胞を誘導することができるエネルギーを利用した多能性細胞の誘導装置及び方法に関するものである。
背景技術

[2]
多能性(pluripotency)は、三種類の胚葉系統、すなわち外胚葉、中胚葉、および内胚葉に分化する能力である。多能性幹細胞は、それらが体内で任意の細胞または組織タイプを発生させるため、疾患モデルと移植で臨床的に重要である。したがって、胚性幹細胞、誘導多能性幹細胞(induced pluripotent stem cell、iPSC)、体細胞と患者 - 由来の細胞のリプログラミングまたは分化の現在の主な要件は、臨床適用のために外来遺伝物質または化学物質または小分子の導入なし簡単で、高速、効果的かつ安全でなければならないというものである。

最近の研究では、環境と遺伝子型との間の相互作用は、生きている有機体の遺伝子発現と表現型の変化と密接に関連していることが証明された。構造、機械、磁気、超音波信号のような環境刺激を調節することにより、細胞の運命、増殖および細胞の吸収効率を調節することができる。これらのアプローチの正確な分子メカニズムはまだ不明か、これらの方法は、遺伝物質、化学物質、および小分子の導入なしに安全性を実装することができる代わりに、受け入れられるに値する。
[3]
この点で、本発明者らは、遺伝子や化学物質が存在しない条件で細胞環境の信号を利用したエネルギーの提供を通じて、未分化マーカーと外胚葉、中胚葉、および内胚葉からなる3胚葉のマーカー遺伝子を発現し、3胚葉に分化する多能性特性を持つ新しい多能性細胞、いわゆるPhysics(p luripotent sp h ere y ielded by ultra s on ic s timulus)細胞を誘導するための新しい方法を開発することにより、本発明を完成した。