池井戸潤の『陸王』が超おもしろい

池井戸潤の最新作『陸王』が超おもしろい。

陸上(中長距離)をやっている三男坊のお薦めで読み始めた『陸王』がおもしろすぎる。

読みだしたら、すぐに池井戸ワールドに引き込まれ、止まらなくなるのだ。おかげで、生活のリズムが崩れてしまったではないか!

台風9号の直撃で電車が途中で止まってしまっても、これ幸いと読みふける。

これほど読み終わるのが惜しくなる小説は久々です。


勝利を、信じろ――。
足袋作り百年の老舗が、ランニングシューズに挑む。

埼玉県行田市にある「こはぜ屋」は、百年の歴史を有する老舗足袋業者だ。といっても、その実態は従業員二十名の零細企業で、業績はジリ貧。社長の宮沢は、銀行から融資を引き出すのにも苦労する日々を送っていた。そんなある日、宮沢はふとしたことから新たな事業計画を思いつく。長年培ってきた足袋業者のノウハウを生かしたランニングシューズを開発してはどうか。
社内にプロジェクトチームを立ち上げ、開発に着手する宮沢。しかし、その前には様々な障壁が立ちはだかる。資金難、素材探し、困難を極めるソール(靴底)開発、大手シューズメーカーの妨害――。
チームワーク、ものづくりへの情熱、そして仲間との熱い結びつきで難局に立ち向かっていく零細企業・こはぜ屋。はたして、彼らに未来はあるのか?

足袋作りの老舗零細企業「こはぜ屋」が、業績不振の打開策として陸上用ランニングシューズに挑むという物語。


でも、なぜ足袋(たび)なのか?


現生人類の「本来の走り方」に関係しているからだ。

現生人類の進化と走ることの関係については、後日記事にしたいと思っております。

陸王

陸王