オバマ弾劾決議を支持しない米国民


エリック・カンター


アメリカが一枚岩ではないことを知ると、世界の状況がよりよく理解できます。


米国共和党に巣くう戦争中毒勢力が焦りに焦ってオバマの弾劾決議をしても、米国民はこの流れに乗りません。オバマを支持しない国民であっても、もはや好戦派の挑発には乗りません。

なぜでしょうか? 共和党復権すると、またブッシュのときのように、911偽旗作戦やら戦争やらをやらかすとわかっているからです。


日本の産経新聞だけが、オバマ弾劾に好意的報道を垂れ流している。それは、産経が米戦争屋の対日プロパガンダ新聞だから。

わかりやすい。


http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/33982508.html
●米共和党から弾劾決議されたオバマの反撃とは:プーチンの協力を得て共和党に巣食う戦争中毒勢力の正体を暴くこと


1.米共和党に巣食う米国戦争屋ネオコンのあせりが伝わってくる

 2014年7月30日、米議会下院はオバマを提訴できる議決案(事実上の弾劾決議)を可決したそうです(注1)。

 下院は共和党優勢なのでこのような決議案が通るのでしょうが、11月の中間選挙を控えて、共和党に巣食う米国戦争屋ネオコンは何としても共和党復権できるようにあの手この手で必死のようです。

なお、上記、米国戦争屋(世界的寡頭勢力の主要構成メンバー)およびそのロボット・悪徳ペンタゴンを構成する日本人勢力の定義は本ブログNo.816の注記をご覧ください。

 ところで、米戦争屋配下のCNNの世論調査によれば、オバマを弾劾裁判で辞任させるべきという米国民は33%で、弾劾されるべきではないが65%とのこと(注2)。なお蛇足ですが、米戦争屋配下の産経記事(注2)の見出しは明らかに、共和党側に立ってつくられています。このことからも、産経は米戦争屋の対日プロパガンダ新聞であるとわかります。

 米戦争屋寄りのCNNの調査ですらこうですから、実際は、オバマ弾劾支持者はもっと少ないはずです。一般の無党派米国民はなぜ、オバマが弾劾裁判に掛けられるのか理解不能でしょう。

2.共和党のあせりの元は共和党有力議員カンター氏の落選にあり

 本ブログの見方では、共和党がなぜあせっているのか、それは、自党の有力議員カンター氏が予備選でまさかの敗北をしたから(注3)と読んでいます。

 ネット情報時代の今、米共和党は米戦争屋ネオコンの牙城であることが米国民に見破られ、9.11事件が米戦争屋ネオコン自作自演の偽旗作戦だったこともばれています。さらに、リビア、シリア、イラクウクライナ、ガザと続く混乱に米戦争屋ネオコンイスラエルネオコンとともに関与してきたこともばれています。もし、2009年以降の米国がオバマ政権でなく、共和党政権であったなら、とっくの昔に米国はイスラエルとともに中東で戦争をやっていたでしょう。

 だから、オバマ弾劾に賛成する米国民は、根っからの共和党支持者か、軍事産業関係者でしょう。しかしながら、そのような米国民は到底、過半数に達しません。上記、CNNの世論調査(注2)がそのことを雄弁に物語っています。

3.今のオバマは積極的に支持されていなくても、米国民多数派は共和党に期待していない

 今のオバマは2009年にさっそうと登場してきたときに比べれば、支持者は減っているのでしょう、その証拠に、CNN世論調査ではオバマ政権支持率は過去最低の47%だそうです(注4)。

 そこで、共和党は今だ!とばかり、オバマ弾劾をぶち上げたのですが、米国民は冷ややかな反応です。つまり、オバマを支持をしない国民が共和党の思惑通りに、共和党支持に回って行かないということです。そのことは、上記、共和党の次期大統領候補の可能性もあったカンター氏の落選ではっきり見えています。オバマを支持しない米国民は、共和党ではなく茶会党に流れているのです(注3)。なぜ、共和党支持が増えないのか、その理由は簡単です、共和党復権すると、またブッシュの二の舞になって、戦争をやらかすとわかっているからです。それほど、米国民多数派は戦争嫌いなのです、当然ですが・・・。

4.オバマ陣営は、米国民の共和党離れをよくわかっているはず

 上記、共和党オバマ弾劾は最後の悪あがきにしかみえません。ところで、ウクライナ混乱の黒幕・ジョージ・ソロスは、すでにヒラリー・クリントン支持を表明しています(注5)、なぜでしょうか。本ブログでは、ヒラリーは米民主党所属にもかかわらず、米戦争屋エージェントとみなしています。ということは、ソロスなど米戦争屋ネオコンのスポンサーは、2016年、ポスト・オバマの大統領選挙でも共和党が勝てないと読んでいるのでしょう、だから、ヒラリーを大統領にして、民主党政権下で戦争をやろうと考えているのでしょう。

 ただ、ヒラリーのみが民主党で好戦主義をとっても、その他の民主党議員は好戦派ではないので、うまく行かないでしょう。

 民主党内の良識派はヒラリーが米戦争屋エージェントであるとわかっているので、2016年に民主党大統領候補になれるかどうかもまだ不透明です、なぜなら、2012年の大統領選で、ヒラリーは大統領候補にすらなれなかったわけですから。

 さらに、2009年、オバマ政権一期目のとき、ヒラリーは副大統領になれませんでした。なぜなら、ヒラリーを副大統領にしたら、オバマは米戦争屋の謀略部隊によって暗殺されるからです。ケネディとジョンソンの関係と同様に、オバマが大統領になって暗殺されると自動的に副大統領ヒラリーが大統領に昇格できるのです。そうなれば、民主党政権でも米戦争屋は米軍を動員して戦争できるのです。ちなみに、ジョンソンは米戦争屋エージェントでした、だから、ケネディ暗殺後、ジョンソンは民主党政権下にてベトナム戦争を始めています。

5.共和党から弾劾決議されたオバマ中間選挙時にどのように反撃するのか

 共和党下院に弾劾決議をされたオバマは内心、非常に怒っているでしょう。この状態で共和党オバマを追い詰めていけば、11月に迫った中間選挙オバマは敗北することになります。

 戦争中毒患者の米戦争屋は次々と謀略を行って、オバマを嵌めようとするでしょう。ネットでは、近々、全米のショッピングセンターで同時多発の大規模テロが実行されるという噂があるようです(注6)。その際もまた、テロをアルカイダの仕業にするようですが、米戦争屋ネオコンはこれにてオバマを追い詰めるつもりです。

 一方、オバマの対共和党への反撃とは何でしょうか、本ブログでは、オバマとロシア・プーチンは米戦争屋ネオコン対策ではお互い、水面下で手を握っているような気がします。したがって、オバマの対共和党への反撃にプーチンが密かに協力するような気がします。

 プーチンは二つのマレーシア航空機事件(MH370便行方不明とMH17便の墜落)の黒幕が米戦争屋ネオコンであると知っているし、オバマも当然わかっているでしょう。そして、プーチンは決定的な証拠を握っているはずです。

 そこで、プーチンは米中間選挙オバマ共和党に負けないよう、共和党と米戦争屋ネオコンを不利にする情報を暴露するのではないでしょうか。

 もし今度の中間選挙オバマが負けて、次期政権が共和党に戻ったら、間違いなく戦争が起きます。安倍政権の集団自衛権導入も、ポスト・オバマ共和党戦争屋政権が復権することを前提としていますから、共和党政権になったら、日本は必ず、米戦争屋の仕掛ける戦争に動員されます。

 日本が将来、米戦争屋ネオコンの仕掛ける戦争に巻き込まれないようにするためにも、11月の中間選挙までに、オバマプーチンには米戦争屋ネオコンの正体そして共和党の正体を暴いてもらいたいと切に願います。

注1:日経新聞“米下院、大統領を権力乱用で提訴できる決議可決”2014年7月31日
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM3100O_R30C14A7EAF000/

注2:産経ニュース“米国民3割「オバマ大統領は弾劾裁判により辞任すべきだ」 CNN世論調査”2014年7月27日
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140727/amr14072700110002-n1.htm

注3:本ブログNo.908『2014年米国中間選挙を控えて共和党有力議員カンター氏が地元予備選で早くも敗北:安倍政権に集団自衛権行使容認を急がせている背後勢力は真っ青!』2014年6月12日
http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/33787899.html

注4:CNN“オバマ氏支持が過去最低、評価はブッシュ氏と同一水準に”2014年6月14日
http://www.cnn.co.jp/usa/35049406.html

注5:ロイター“ソロス氏、ヒラリー・クリントン氏の大統領選出馬支援へ”2013年10月25日
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE99O05L20131025

注6:Kazumoto Iguchi’s blog“アメリカの皆さんにメッセージがあります:ジム・ガロウの警告!”2014年7月30日
http://quasimoto.exblog.jp/22247505/