家族全員集合の東京お泊まり会の最後に三井記念美術館の特別展「超絶技巧!明治工芸の粋」を見学しました。地下鉄の三越前駅から数分歩いたところの三井本館ビルの7階。
明治時代にこのような超絶的ビックリ工芸品をつくりあげる工芸家がたくさんいたという事実に心底驚きます。日本の技術文化と美意識の粋がここにひっそりと花開いていた。
ひとつひとつの作品にため息の連続。
展示室は撮影禁止でしたのでショップで買った図録からちょっとだけ拝借。
有線七宝の美にうっとり。並河靖之の作品がたくさんありました。現在、この七宝技法を再現できる人はおそらくいないでしょう。
正阿弥勝義の作品の現物を見ることができるだけでもしあわせ。
今回の特別展の自在置物は必見。
安藤緑山という謎の彫刻家のハイパーリアリズムにはビックリ仰天。
この展覧会を監修した山下祐二さんのこの本もおすすめ。この美術館のショップで入手。現在活躍中の超絶技巧作家たちが紹介されていて興味深い。明治時代の超絶技巧の伝統は現代アートにも引き継がれている証左。
この特別展は7月13日まで。美術工芸や日本の技術文化に興味のある方には超おすすめです。
詳細は以下↓の三井記念美術館のサイトを参照。
http://www.mitsui-museum.jp/
【参考】
美術系ブログの以下の紹介記事がなかなかいい。
●弐代目・青い目記帳
http://bluediary2.jugem.jp/?eid=3582
「超絶技巧!明治工芸の粋」
【過去記事】
●明治の細密工芸
http://d.hatena.ne.jp/gyou/20140414/p1
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