シェールガス採掘が地震を起こしている?

シェールガス採掘が地震を起こしている?


シェールガス採掘が地震の原因になっているという「ロシアの声」の記事に注目。

地震発生のメカニズムについては考え直す必要がありそうです。

少なくともプレートテクトニクス理論による地震カニズム理論はちょっと疑問です。過去50年間このプレート理論に基づく地震予知は当たったためしがありません。この事実はプレート理論が間違っていることを証明しています。

地殻中に水が注入されるだけで簡単に地震が発生することについては、現役の地震学者の間でも注目されるようになってきたようです。



http://japanese.ruvr.ru/news/2014_04_18/she-rugasu-jishin/
4月 18日 15:05
シェールガス採掘は地震を起こしうる

専門家らはシェールガスの採掘量の増大と地震発生の頻度の関係に注目した。
シェールガスも採掘方法によっては環境に害を及ぼすことはよく知られている。すでに現在明らかにされているのは、米国で高い水圧によってシェールガスの採掘が行われている場所では地震の発生回数が増えている。
たとえばオクラホマ州では過去5年で地震発生回数は40倍にも増えている。米国地質庁の報告では地下水に液体を注入することで2000−2011年の間に米国中央部での地震発生回数は6倍にも増えた。昨年、テキサス州のエズル市、オクラホマ州のジョーンズ市、さらにオハイオ州の北東部で起きた地震シェールガスの採掘との関係が疑われている。オハイオ州ヤングスタウン、アルカンザス州のガイ市、テキサス州のフォールド・ウェルト市でも同様に採掘によって地震が起きた。
シェールガス採掘は結果的にかなりのコスト高になることがこのことからわかる。

【弊ブログ過去記事】
http://d.hatena.ne.jp/gyou/20120422

●検証(128)米国地質調査所の人工地震報告書

何らかの理由で地殻中に水が注入されることによって地震が発生する。たとえば、中越地震炭酸ガスを地中に注入する作業によって地中の水が地殻中に圧入されたのが原因ではないかという学者も多い。

また、石油や地下資源の掘削の際に発生する廃水が地殻中に注入されることによって地震が発生する現象は昔から多く報告されている。

今回の米地質調査所(USGS)による調査報告は、近年アメリカの各地で地震が頻発している原因に関するもの。

プレートテクトニクス理論で地震発生を説明する必要はない。もちろんプレート断層のズレで地震が起こることは皆無だとまでは言わないけど。

今回の報告は、多くの地震山本寛氏や石田昭氏の「爆発理論」で説明可能だということの実証例でもある。

そして、重要なことは、地震の要因となる爆発現象には、2種類があるということ。
(1)地殻への水の注入による非意図的な自然の爆発現象
(2)核兵器などによる意図的な爆発
の2種類。

水が地中深くマグマの熱が作用する部分にまで注入されることによって、ある種の水素核融合爆発が発生して地震になる。意外と簡単に地震は起こせるようだ。
したがって、海底岩盤深くまで海水が注入されるような掘削を行って不安定な状態をつくりだし、そこに核爆発を作用させることによって、ピンポイントで地震を誘発することは可能かもしれない(これは、柴田哲孝氏が「GEQ」で書いていることでもある)。

水によって人為的な地震が起こることについては、山本寛氏は以下のように著書で説明している。

 人為的な行為が地震を引き起こした事例としては、「大きなダムの建設」や「地下への水の注水」などがある。

 特に1962年、アメリカ陸軍がコロラド州デンバー郊外で3671メートルの深井戸を掘り、兵器庫の廃水を注入したことによって引き起こされた群発地震が知られている。

 この事例では、注水を中断すると群発地震の回数は減り、再開すると回数は増え、注水と群発地震の数の増減に見事な相関関係が報告されている。

 また、この群発地震では、多くの住民が非常に大きな爆発音を聞いている(日本でも直下型地震の際には、爆発音に近い衝撃音が体感されている)。

 この事象にアメリカ地質調査所が注目し、陸軍から実験を引き継いで、水の注入と停止を繰り返した。しかし、とうとう民間の建物に被害が出るような地震が発生したため、この実験は中止された。

 その後、アメリカ地質調査所は、同じコロラド州のランジェリーガス田で、天然ガス増産用に水を注入したところ群発地震が発生したことを受けて、ここに実験の場を移して、「水の地下注入」と「地震発生」の因果関係の研究が進められた。

 その結果、水の注入によって地震をコントロールすることが可能であるという勇ましい論文が、著名な『サイエンス』(Science)に掲載された。 

 これ以後、地下への水の注入は地震を引き起こすことが広く知られることになり、日本においても、「松代群発地震」「兵庫県南部地震」などの震源地で、注水実験が行なわれており、注水による地震発生が確認されている。


石田昭氏の「地震=水素爆発説」も山本説とは若干爆発のメカニズムが異なるけれども本質は同じ。地震はある種の爆発現象によって引き起こされるのであって、プレート断層の作用によって生じるのではない、ということ。

もちろん、山本寛氏も石田昭氏も、海底岩盤内部に核兵器を仕込んで爆発させることまでは想定していないけれど・・・
そもそも「プレートテクトニクス理論」は戦後アメリカから押しつけられた理論だ。

この理論が学会の主流・正統理論になる前には、日本にも爆発説に基づくすぐれた地震理論があった。

フンボルト地震理論
小川琢治説(湯川秀樹の父親)
石本巳四郎の「マグマ貫入理論」
これらの爆発説の伝統が以下に引き継がれている。
石田昭「地震水素爆発理論」
山本寛地震水素核融合説」


●話題のシェールガスの採掘法「フラッキング」が引き起こす人工地震と地下水汚染が問題に
http://buzzap.jp/news/20130330-fracking-causes-earthquake/