STAP細胞は有力な仮説…理研・笹井氏が会見

単なる仮説に戻ってしまった。

http://www.yomiuri.co.jp/science/20140416-OYT1T50089.html?from=ytop_main2

●STAP細胞は有力な仮説…理研・笹井氏が会見
2014年04月17日 01時17分



記者会見する笹井・副センター長(16日午後、東京都千代田区で)=菊政哲也撮影
理研・笹井副センター長が会見

 理化学研究所発生・再生科学総合研究センター(神戸市)の小保方晴子ユニットリーダー(30)の指導役で、STAP(スタップ)細胞の論文執筆の中心メンバーである笹井芳樹・副センター長(52)は16日、東京都内で記者会見し、「多くの混乱と疑惑を招く事態となりましたことを心からおわび申し上げます」と謝罪した。

 その上で、「(STAP細胞は)検証する価値のある有力な仮説だ」と強調し、STAP細胞が存在する可能性を主張した。

 笹井氏が会見するのは、同細胞の論文問題が浮上してから初めて。「STAP細胞の存在を前提にしないとうまく説明できない」として、三つの根拠をあげた。〈1〉万能細胞特有の遺伝子が働く細胞の塊ができる様子を、顕微鏡の動画で確認している〈2〉細胞の大きさがES細胞(胚性幹細胞)など他の万能細胞に比べて非常に小さい〈3〉既存の万能細胞ではできない胎盤などに変化した――という。

 これらすべてを説明できる有望な反証は他になく、STAP細胞は「合理性が高い仮説だ」と説明したする。

 ただし、理研の調査委員会が不正と認定した論文については「信頼性が大きく損なわれた」として、撤回が最も適切だとの考えを示した。