「現代化学」(7月号)に大変興味深い記事があったのでメモしておきます。これはマグマの発生メカニズムに関する論文ですが、人工地震の発生メカニズムを示唆するヒントにもなる記事です。
「マグマはどのようにできるのか−発生メカニズムに新仮説−」という論文に、海洋プレートが大陸プレートに沈み込むときに発生する「水」が海溝における巨大地震を誘発したり爆発的な火山噴火を引き起こす、と書いてあります。
この部分を書き出すと以下のとおり。
日本列島は、海洋プレートが海溝で大陸プレートの下に沈み込む場所に位置する。「沈み込み帯」とよばれるこのような場所では、沈み込む海洋プレートから出る「水」によって巨大地震や爆発的な火山噴火が引き起こされる。
この「水」の正体は、正確にはケイ酸塩成分を溶かし込んだ水の富む流体である。水流体(aqueous fluid)とよばれ、海溝で巨大地震を誘発し、やや深部では温泉や湧水のもとになり、さらに深部ではマグマをつくる引き金になる。
つまり、「水性流体」(aqueous fluid)によって海溝部における巨大地震が引き起こされる、と書かれているのです。
これって、弊ブログで何度もとりあげた山本寛や石田昭らが主張している「地震爆発説」を示唆する記載ではないでしょうか。
マグマ近傍への水性流体の注入→ある種の核融合反応爆発→地震発生
●[人工地震説]検証(128)米国地質調査所の人工地震報告書
http://d.hatena.ne.jp/gyou/20120422
ここで注意すべきは、地震を誘発する爆発には2種類あって、自然の核融合反応による爆発現象と核兵器による人工的な爆発の二つ。
人工的な爆発(人工地震)による場合は、核爆発によって海底地殻に亀裂をつくって海水を注入する。注入された水が核融合爆発反応を誘発する条件となり、ここにさらに起爆装置として核爆発を仕込む。(さらに311の場合は津波を発生させるための海底起爆が行われた可能性があります。)
以前から、地殻深くに水が注入されることによって地震が誘発されることは広く知られており、地震学者の間でもほぼ常識化しています。
通常、プレートテクトニクス理論に基づく地震発生は、海洋プレートが沈み込んだ時に蓄積される歪のエネルギーによって大陸側のプレート端部が耐え切れなくなってピョーンとゴム板のように跳ね上がることによって地震や津波が発生すると説明されている。
しかし、剛体である地殻断層がゴム板のように跳ね上がるなんて信じられません。
断層は地震の結果として形成されるのであって、断層が地震をひき起こすわけではない。原因と結果を取り違えているのがプレートテクトニクス理論ではないか、と弊ブログは考えております。
もっと言えば、戦後アメリカがプレート理論を日本の地震学界に押しつけ、爆発説を異端として追放したのは、人工地震兵器の存在を隠ぺいするためだったのではないか、とも考えられますね(・。・)ぷっ♪
だって、人工地震を否定する人は、プレートテクトニクス理論に基づいて、「巨大地震を人工的に起こすのはエネルギー的に不可能!」と言ってますもの・・・