信越化学の快挙


8月1日付けの日経新聞の第1面トップに報道されていたので読まれた方が多いとおもいますが、リチウムイオン電池の電池容量を10倍にする負極材料を信越化学が開発したニュース。

スマホは便利だけれど電池の消耗が激しいのがネック。気がついたら電池切れでパニック。

でも、この電池用新素材で電池容量が10倍になるそうだ。ということは、スマホだけじゃなくって、電気自動車も走行距離が10倍増加するのだ。すごいじゃないか。


負極材料を従来の炭素系材料からシリコン系材料にしたもの。

2014年までに群馬県安中市の工場に実験施設を建設して量産のための準備をはじめる(投資額1000億円)。



依然として日本の素材技術は世界のトップを走っている。(韓国がいま政府の後押しで必死になって日本を追い抜こうとしているが・・・)


日本の素材産業の優秀性については、昨年弊ブログでも触れたことがあります。

●日本の素材・部品産業は盤石である
http://d.hatena.ne.jp/gyou/20120326


スマホ電池、容量10倍 信越化学が新材料
3〜4年後に量産  2013/8/1 2:00
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDD3106M_R30C13A7MM8000/

 信越化学工業スマートフォンスマホ)や電気自動車(EV)に搭載するリチウムイオン電池の新材料を開発した。電池で蓄えられる電気の量を最大10倍に増やせるため、スマホの使用時間を延ばしたり、電池を小型にしたりできる。3〜4年後に量産し、国内外の電池大手に供給する方針だ。次世代電池材料の開発では日本の素材企業が先行している。信越化学の参入でより多くの電気をためる技術の開発が加速しそうだ。