日本の中心で、「不正選挙」と叫ぼう!

植草事件の真相掲示板にあった興味深いコメント:

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日本の中心で、「不正選挙」と叫ぼう!
投稿者:渡邉良明 投稿日:2012年12月23日(日)13時50分6秒

 かつて、『世界の中心で、愛をさけぶ』(片山恭一氏作)という小説が流行った。略して、「セカチュー」といった。
 だが、私は敢て言いたい、「日本の中心で、『不正選挙』と叫ぼう!」と。

 無論、小沢一郎氏を表面に出さなかった「日本未来の党」の戦略・戦術ミスを不問にして、すべてを「不正選挙」のせいにしようというのではない。
 
 唯、人間、“おかしいことは、おかしい!”と言う自由があってもいいのではなかろうか。
 これに関して、本掲示板で、SOBAさんが、胸底に響く立派な檄文を書かれた。また、バードさんも、それに全面同意なさる旨、表明された。
 それゆえ、「屋上屋を架する」の感はあるけれど、私も、この件に関して、思うところを述べさせて戴きたい。

 今月16日(日)、ちょう一週間前に行われた第46回衆議院総選挙の結果に釈然としない人は、かなり多いと思う。
 今回、同日夜八時の締め切り直後、まるで“待ってました!”と言わんばかりに「自民党候補の当確」が打たれるサマに、私は、何とも言えぬ違和感を覚えた。
 正直、それは、”狂気“とさえ思えた。皆さんは、如何でしたか?
 ものの一分と言わぬ間に、“自民の圧勝”が報じられた。
 それはまるで、すでに”結論ありき“で、その間のプロセスなど、どうでもよい、といった感じだった。
 日本は、いつから、これほど酷い謀略国家・「犯罪国家」になったのだろうか?
 そこでは、植草一秀氏や森本健成(たけしげ)氏のような真実・無辜の人物が“犯罪者”として陥れられ、反面、非道を働いた犯罪者たちが、何食わぬ顔で市民社会に溶け込んでいる。今回の総選挙も、決して例外ではない。

 「9・11→3・11→12・16」という数字に、ピーンと来る人は、決して、そう多くないかも知れない。
 しかし、心ある人は、すでに察知しておられるように、この三つの日の「大事件」に深く関与した犯罪者たちは、同一集団だということである。これについては、すでにリチャード・コシミズ氏が言及しておられる。
 この犯罪者たちの頭目は、国際金融資本とも、国際金融マフィアとも、さらには国際金融悪魔とも言われている。
 つまり、われわれは、単なる国内政治の只中にいるというより、むしろ、世界規模の“謀略の舞台”の上に立たされている。そればかりか、彼らの主要なターゲットにされている。そのサマは、まさに“狙い撃ち”である。
 それは、今日の「アベノミックス」なる茶番による円安・株高についても言えよう。強欲な外国(主にアメリカ)の投資家たちは、日本の株価を上げるだけ上げて、それを、ある日、突然落とす。それによって、巨万の利ザヤを稼ぎ、勝ち逃げするするのである。そのパターンは、小泉・竹中時代と、全く変わらない。そこでは、安倍氏は、単なる役者に過ぎない。
 その意味で、今回の選挙の結果、消費税増税原発の推進、TPP参加が招来されるのではない。むしろ、より厳密に言えば、それらを確固たるものとするために、今回の無茶で非道な「不正選挙」が実行されたと思うのだ。
 実際、原因と結果が真逆なのである。
 それは、ほぼ50年前に、ケネディ大統領が暗殺された構図とも似ている。
 つまり、彼が暗殺されたから、ベトナム戦争が起こったのではない。むしろ、ベトナム戦争を遂行するために、当時邪魔だったケネディが暗殺されたのである。

 事実、かなりの投票所が長蛇の列だったというのに、戦後最低の投票率(59.3%)とのこと。「ふざけるな、金融ユダ公!」とは、リチャード氏の言である。輿水氏でなくても、そう思う人は多いはずである。
 それに、SOBA氏の言にあるように、三原じゅん子議員のブログでは、「自民党に厳しい」という出口報告がなされていた。これについては、周知の通りだ。
 また、日本未来の党への比例票が、総じて40%以上も少ないという事実。―
小沢氏の得票に対しては42%、亀井静香氏の得票に対しては、何と75%も少ない。これらの半分が「無効」となり、残り半分が「維新票」に流れたと言われている。
 さらに、投票時間の繰り上げが、全国1万6千ヶ所に及んだことも異常(*松代氏の言)である。
 加えて、「比例代表」の表紙に、「日本未来の党」の党名が記載されていなかった投票所もある。
 実際、集票機(ムサシ社製)を使った「不正」は、大いに考えられよう。
 聞くところによると、投票用紙が届かなかった老人(=「日本未来の党」支持者)もいたという。
 総じて、全国規模の不正がなされたと考えられる。自民の巻き返しが、今回の趨勢とはいえ、その実質は、“八百長選挙”だったと思う。
 事実、2010年の参議院選挙で、国民新党(特に、長谷川憲正議員)の票が異常に少なかった。実際、本来あるはずの100万票が消えたのである。
 不正選挙の首謀者たちは、この時、すでに今回の不正選挙の予行演習をして、味をしめていたと思うのだ。
 先回の参院選で“狙い撃ち”されたのが国民新党(無論、亀井静香派)、そして今回の総選挙が、言うまでもなく「日本未来の党」である。

 それでは、この「不正選挙」という現実(*たとえ、それが、極めて厳密な意味で未検証のものとはいえ)の前に、われわれは、一体、どう行動したらいいのだろうか?
 この点に関して、山道氏やマッドマンさんのご意見は、それぞれ正直なお考えとして尊重したい。
 だが、本掲示板での自由討論の建前に則り、私は正直、次のように考える。
 つまり、ここで、「不正選挙」を、すでに過去の事、検証不能な事として看過することなく、むしろ敢て「不正選挙」と声高に訴えて、多くの人々の注意・関心を喚起した方がよいのではないか、と。いや、むしろ、そうすべきではないか、と。

 実は、かつてベネズエラでも、アメリカ絡みの不正選挙があった。すると、チャベス氏を支援する主婦たちは、抗議の意志を表明するため、鍋や釜、その他の食器を叩いて、市内を行進したという。
 何事も、「もう終わったこと」と諦めず、また、泣き寝入りすることなく、“不正は不正”として、真正面から糾弾すべきではないだろうか。
 それも、今、やらなければ、すべては、「後の祭り」になってしまう。
 それゆえ、私は、毎週金曜日の首相官邸前での反原発デモの中に、「不正選挙」のプラカードが立つことを、心から期待したい。
 最初は、一人でも、二人でもいい。それが、十人となり、百人ともなれば、国民大衆の中にも、“自分も、そう思う”と感じる人々が、だんだんと増えるのではないだろうか。
 また、植草先生が力説なさる「天網恢恢、疎にして漏らさず」は、すべての悪事について言えよう。今回の「不正選挙」も、決して例外ではない。

 「日本の中心で、『不正選挙』と叫ぼう!」は、まさに以上の意味においてである。
来年は、巳年。― 人によっては、少しは金回りのいい年になるのかも知れない。しかし、間違っても、“長いものには巻かれろ!”の精神だけは持ちたくないものである。 【了】