[風雲急メモ]極悪検事が不起訴?

東京地検特捜部の極悪検事らが不起訴になっちゃった(たんなる減給処分)。

シリア情勢がとても気になりますが、日本のこのニュースには心底凍える。

今回の小沢氏謀略裁判事件の実行犯である田代検事と彼に指示をしたと思われる佐久間達哉元東京地検特捜部長の顔をよくおぼえておこう。


波乱の政局報道(消費増税衆院採決や離党報道)のドサクサまぎれに、極めて重大な最高検の凶悪犯罪をコッソリ隠蔽しようとしている。

スピンが使われたようだ。阿修羅掲示板でこれを指摘している人がいた。

スピンとはプロパガンダのテクニックの一つ。特定の人に有利になるように、情報を操作する技法のこと。

できることなら隠しておきたいニュースの公表を別の重要で人の注意を引くニュース事件報道にかぶせることによって、なるべく目立たないようにする情報操作のこと。これは裏権力が使う常套手段。
http://en.wikipedia.org/wiki/Spin_(public_relations)

捏造報告書によって無罪の人(今回は小沢一郎)の犯罪をでっち上げても、あとで発覚すれば、「記憶が混同していました、すみません」といえば懲戒処分(減給)程度で済んでしまうんですね。おそろしい国だ、この国は。

もともと東京地検は、戦後GHQが日本の反米的政治家を取り締まるためにCIAの下部組織としてつくられたものだから、60年以上たってもその性癖はかわらないってことなのか。

犯罪を取り締まるべき検察自身の犯罪を取り締まるには、いったいどうしたらいいのでしょうか。途方に暮れる。


●特捜崩壊への序曲がはじまりました
http://nobuyoyagi.blog16.fc2.com/blog-entry-652.html
2012-06-27 八木啓代のひとりごと

これほどあからさまな証拠がありながらも、検察官の行った犯罪は、それが組織的な犯罪であれば、けっして断罪されることはないという点で、この日は、日本の検察の腐敗には自浄の可能性がないということが明らかになったわけであり、歴史に大きな汚点を残すことになった日であると考えます。

しかしながら、検察が根底まで腐敗していることが明らかになった以上、日本の法治を正常化し、民主主義を護るために、私たちは市民として粛々とやるべきことをやっていくしかないでしょう。

日本という国の司法と行政のシステムが完全に腐り落ちるのか、それとも、まだ食い止めることができるのか。
それは最後の戦いになるでしょう。


●(産経新聞)虚偽捜査報告書作成の田代検事が辞職 上司らも処分
2012.6.27 17:51
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120627/trl12062716510001-n1.htm
 陸山会事件の捜査をめぐり元東京地検特捜部の田代政弘検事(45)=現法務総合研究所=が虚偽の捜査報告書を作成した問題で、最高検は27日、虚偽有印公文書作成罪などで告発された田代検事を嫌疑不十分で不起訴処分とした。法務省は同日、田代検事を減給100分の20(6月)の懲戒処分とし、田代検事は同日付で辞職した。
 監督責任を問い、上司だった佐久間達哉元東京地検特捜部長(55)=現法務総合研究所部長=と木村匡良元同特捜部検事(50)=現同公判部副部長=の2人を戒告の懲戒処分としたほか、斎藤隆博同特捜部副部長(49)を訓告、岩村修二元同検事正(62)=現名古屋高検検事長=を厳重注意処分とした。
 最高検は刑事処分と合わせて検証結果も公表。田代氏が行った小沢一郎民主党代表(70)の元秘書、石川知裕衆院議員(39)に対する取り調べについて、「(小沢元代表の関与を認めた)従前の供述を維持させるために拘泥(こうでい)し、不適切な発言を繰り返した」と指摘。
 だが、報告書の記載内容と石川議員の隠し録音の内容を比較した上で、「全くありもしない内容を記載したとは認められない」とし、刑事責任には問えないと結論づけた。
 一方、再発防止策として検察審査会の起訴相当議決を受けた独自事件の捜査について、(1)取り調べを原則録音・録画する(2)捜査報告書を原則作成しない−ことなどを挙げた。