先日の法事の宴席で、叔父(84歳、医師)から広島の原爆に関する興味深い話を聞いた。
叔父は当時17歳で江田島の海軍兵学校で寄宿舎生活。その日の朝、寄宿舎がピカッと光って衝撃を感じた。電気がショートしたと思ったらしい。しばらくすると数十キロはなれた広島市の方向の山並みを越えた向こうにキノコ雲が立ち上がっているのを目撃した。
叔父が、最近、広島の旧制中学の同窓会に出席したとき、某大学教授職を退職後、息子さんと開業医をしている友人と再会した。広島に原爆が炸裂したときの話になった。ヒロシマ原爆の当日その友人は学友と二人で広島市内で被爆。その学友はすぐに死んだ。本人は足に被爆しパンパンに膨れあがったが生命はとりとめ、その後は学業に励み医者になって現在(84歳)も活躍中。
放射能被爆は致死量(たとえば約4000ミリシーベルト)を超えた場合は危険であるけれども、致死量に至らなければ必ずしも危険なものではないのではないか。ヒロシマ・ナガサキで被爆した人々も、80代、90代の人々が被爆者手帳を握りしめながら意外と長生きしている。副島隆彦氏が指摘しているように、このような事実を言うことはタブーであるらしい。
●「広島原爆に於いて、爆心より半径500m以内での生存者は78人居り、平均被曝線量は2sV(=2000msV=2000000μsV)。そしてその平均寿命は74才(1945年に於ける日本の平均寿命は59才)。
以上は2012年1月19日放送ニコ生「放射能はそんなに危険?原発のリスクを考える」での1:24:00〜1:27:00に架けての「札幌医科大学・高田純教授」の発言。
つまり、2シーべルトの被爆者の方が当時の平均寿命より15年長生きしたということ。
●「稲恭宏先生(放射線安全研究センター)のグループのマウスを使った実験では、低線量放射線を照射すると、皮膚がんの発生が抑制され、糖尿病や自己免疫疾患が改善し、そして寿命が延びたそうです。」
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC2477679/?tool=pubmed
p.p. 2012/04/09 18:05
LNT仮説(閾値なし直線仮説)という非科学的なトンデモ理論に基づいて放射能パニックを扇動し続けているブロガーやマスコミは救いようがない。本当に困ったものです。
彼らは、DNA修復機能の無いショウジョウバエの精子の実験データ(50年前のマラーの実験)に基づいて、放射線の人体への悪影響をなくすためには放射線レベルはゼロでなければならない、というトンデモ説(LNT仮説)に基づいて、放射能恐怖を意図的(政治的)もしくは非意図的(無知の善意)に煽っていると思われます。
以下、RKブログに放射能デマに関する論点がまとめられていましたので貼り付けておきます。
デマ1:「数百人の福島原発作業者が既に死亡し、患者は東北大病院などで秘密裏に隔離されている。」「実は、とんでもない被爆者数が発生しているが政府は隠している。」
事実なら、福島原発の作業者は全員逃げ出しています。数百人の死亡者の関係者、親族の口をすべて封じることなど不可能です。必ず、噂が流れネットで祭りとなります。なっていません。ただのデマです。
デマ2:「実際の放射線量は非常に高いが、政府は低い数値を発表してごまかしている。」
ありえません。日本は世界有数の先進国であり、様々な事業所が自前で線量計測装置を設けて24時間監視している他、個人レベルでも311以降、大量のガイガーカウンターが所持されているので、高い線量が検知されれば一斉に警報が鳴り大騒ぎになっています。政府や東電だけが嘘をつくことは不可能です。
デマ3:「実際に被爆して被害者が出ている。」
出ていません。被爆による急性症状が報告された例は一例もありません。「被爆」で毛が抜けた、出血した主張する方もいるようですが、事実なら、一人だけ重篤な被爆症状を示すはずがありません。周辺住民にたくさんの同様の症例が発見され大騒ぎになっているはずです。なっていません。脱毛や出血が被爆によるものである場合、非常に高い被爆量(2シーベルト以上)をたくさんの人が受けているはずです。他にも全身症状が出現し、死亡率も高くなっているはず。そのような事実はありません。
●子供が鼻血を出したから被曝した?...お子さん、原発の作業者ですか?
http://richardkoshimizu.at.webry.info/201106/article_82.html
キャスターの大塚さんが白血病になった原因が被爆であるなら、大塚さんは311よりも少なくとも1年以上前に重篤な被爆をしていたはずです。白血病は、被爆後、6−7年で最も多く発病し、一番早い例でも2年後です。
●大塚さんの白血病
http://richardkoshimizu.at.webry.info/201204/article_21.html
デマ4:「SPEEDIのデータではチェルノブイリに匹敵する量の放射性物質が放出されているではないか?」
SPEEDIのデータは、「原発がメルトダウンした」「燃料棒が規定通りの数装備されていた」という前提のもとに計算された「予測値」にすぎません。実測値ではありません。その数値が本当なら、福島どころか東京まで深刻な汚染に見舞われ、大惨事となっているはずです。なっていません。原発周辺も含め、東北の汚染度は極めて低く汚染といえるレベルではありません。
実際の空間線量で比較すると....
(1)チェルノブイリ.....一日およそ100mSv.
(2)浪江町....一日で0.5mSv以下。
つまり、200分の1以下の線量しかないのです。
では、「レベル7」も「チェルノブイリ級」も嘘だというのか?はい、嘘です。福島原発事故は事故を偽装した「テロ行為」であり、実際の被害は微少なものです。(テロ行為の背後関係、目的については別途文書を参照ください。)大半の燃料棒は事故前に引き抜かれ、原発は運転を停止していたと考えます。ただし、多少の被害を演出する目的で少量の燃料棒は残されていたとみます。
デマ5:「だが、既に先天性障害児が生まれているではないか?」
日本における重度・重複障害児の発生率は1000人あたり約1人であり、胎内被曝しなくても発生します。では、今後、その数値が上昇するのか?
(1)広島・長崎で妊娠中に被曝した例では、出生時障害の増加は報告されていない。ただし、被曝量が1000mGy=1Gy=1000mSv以下であったことが発生しなかった原因かもしれない。
(2)チェルノブイリ:障害率の上昇が一部で報告されている。チェルノブイリでは被曝量が数シーベルト〜50シーベルトであった。
(3)福島:平均で5ミリシーベルト程度。障害率の増加しなかった広島長崎に比べても200分の?以下。
障害率の上昇する要素がどこにもありません。
●「原爆症は遺伝しない」が世界の常識だと思っていたのですが
http://richardkoshimizu.at.webry.info/201204/article_30.html
デマ6:「低線量放射線の安全性はよくわかっていないから、用心するに越したことはない。」
そんなマイナーなリスクに対して用心する必要があるなら、宇宙から隕石が直撃するリスクの方をもっと心配してください。家を一歩出てトラックに轢かれるリスクの方が高いです。死ぬまで厚さ1メーターの鋼鉄製ヘルメットでもかぶって、地下のシェルターに隠れていてください。
用心ばかりしてストレスをため放射線パニックに陥って鬱病になり命を落とす人の増加の方がはるかに重大な問題です。癌はストレスが原因で発症する例が多々あります。
デマ7:「リチャード・コシミズは東電に飼われた御用ジャーナリストだから放射線被害を軽視する。信用するな。」
私RKは、最初から「原発全廃論者」です。東電にとって全廃論者は敵です。今のところ、東電から「転向」のお誘いを含め一切接触はありません。w
●RKは東電に飼われた御用ジャーナリストだ。だから、放射線被害をわざと軽視している。信用するな!
http://richardkoshimizu.at.webry.info/201204/article_31.html
(おまけ)
以下のリチャード・コシミズ講演動画を真っ先にご覧ください。
「なぜ福島は安全なのか?」「誰が放射線パニックを煽っているのか?その目的は?」がわかります。一日も早く放射線パニックの背後関係を知りすっきりしてストレスから解放されてください。
2012.3.11RK南相馬講演会:「3.11人工地震津波テロ・偽装放射能汚染テロの真実を知ってください。」
http://www.youtube.com/watch?v=PSYMzlqkGTE&list=PLBE24D7281467AD47&feature=plpp_play_all
2011.8.28RK福島講演会:「放射能パニック1」
http://www.youtube.com/watch?v=CROp1Idz9b8&list=PLEDEF7050A0D9AE56
2011.9.3RK東北座談会:「放射能パニック2」
http://www.youtube.com/watch?v=h3PQBDHIYQY&list=PL6219F7A53310EB7B&feature=plpp
皆さんよりも先に「真実」を知ってパニックから逃れ笑顔を取り戻したたくさんの「東北のお母さん」のコメントをぜひお読みください。
改訂版 「リチャードさん、はじめまして。」
http://richardkoshimizu.at.webry.info/201204/article_39.html