検証(122)311津波は複数の波を合成した異常な津波だった!?

RKブログに、今回の311津波のメカニズムに関する興味深い記事があった。

東北大学津波工学研究室の調査結果によれば、311津波は、2つの津波が複合的に組み合わされた津波で、これまでの自然な津波には見られない異常な津波だったらしい。


世界的にも珍しく、観測史上初、とのことです。(ただし、2004年のスマトラ津波のメカニズムの研究が進めば、同じような現象だったことがわかるかもしれませんが・・・)

弊ブログとしては、複数の周期の波が重ね合わされることによって、巨大で強力な津波になった、というところに注目したい。

三つの地震が複合的に起こったことと、複数の波が合成されたこととは、関係がないのだろうか。


この東北大学の研究では、短周期の津波は「分岐断層」の陥没が関与しているとしています。


このような「陥没」は、先日(検証120)触れたように、海底核爆発によっても生じます。そして、津波は海底地層の陥没によって発生します。
http://d.hatena.ne.jp/gyou/20120213


つまり、海底核爆発を複数個組み合わせることによって、津波を合成して強力な津波に仕上げることは技術的に可能かもしれません。

なにしろ、60年以上前から津波兵器の研究は行われていたのですから(参照:プロジェクト・シール報告書)。


以上、雪が降りしきる朝の妄想でした。


【参照】
●311:「通常じゃない アブノーマル」な津波だった
http://richardkoshimizu.at.webry.info/201202/article_76.html

実は“2つの津波”が重なっていた
東北大学津波工学研究室
http://www.asyura2.com/11/jisin17/msg/886.html

「もう撮影開始の時点で、第一段階の津波は来てるんですよ。でも、普通の津波は周期が長いせいで、広い水面に広がって、沖ではわからないんですね。それが通常なんです。沖合で分かる津波って、通常じゃない。アブノーマルですね」

 海上保安庁の船舶の船橋で撮影された動画は、沖合にもかかわらず、巨大な「うねり」に似た「波」を乗り切る様子がつぶさに記録されている。

●VTS 01 1
http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=BNrap8ymfbI

●10メートルの大津波を乗り越える巡視船「まつしま」=東日本大震災
http://www.youtube.com/watch?v=8ZNJBOhY5Uw&feature=fvst

2011/03/21 にアップロード
海上保安庁は18日、同庁の巡視船「まつしま」が福島県相馬市の沖合約5キロの洋上で11日午後3時50分ごろ遭遇した、大地震による津波の映像を公開した。高さ10メートルはある大津波が押し寄せ、「まつしま」は船首を大きく宙に浮かせながら乗り越えていった。【海上保安庁提供】



(以下、部分転載)
「3月11日に東日本太平洋岸を襲った津波の元になったのは、宮城県沖地震を基点として周辺の地震も誘発したタイプのものであり、さらに、津波地震(分岐 断層、海底地滑りなどの説もあるが)と言われる極浅部での地震も活動したと考えられている。
つまり、多くの「なんとか地震」が同時に起きる、いわゆる連動型の大地震だったのだ。」

「ゆっくりの周期ですと、水面が上がって水圧は確かにかかるんですけど、動きによる圧力、つまり動圧は、それほどでもないんです。ところが周期が短いと その動圧が作用して、防波堤・防潮堤を破壊するほどに力を増してしまったんですね。こんな短い周期の波が、基本的に長周期の津波に乗るのは、これまでではじめて観測されたことなんです」

「世界的に観測史上初。」

「分岐断層」が存在すると、短周期の津波が起こる可能性がある。