船瀬俊介さんの「癌になったら読む10冊の本」を読む。
この本およびこの本で紹介されている本は、「癌になったら」ではなく、癌になる前に読んでおいた方がいいと思う。
この本で紹介されているすべて本は現代人の必読書。さっそく、弊ブログもこの10冊を入手し、これから折を見て紹介していきたい。(筑紫哲也さんの無念を少しでもはらしたいとも思う。)
我々はいかに癌という病気に無知であることか。
「情報こそ妙薬である」と思い知らされる。
特に、この本で紹介されている「いずみの会」には驚いた(「ガン絶望から復活した15人」中山武)。
「いずみの会」は、名古屋にあるガン患者さんたちがつくる自助会で、驚異的な生存率を誇る。
創設から10年間の年生存率が95%以上。この数字だけが問題なのではない。
ネットで「いずみの会」を検索すると、いくつか誹謗中傷する医師や評論家のブログが見つかる。たとえば、生存率の数字の取り方がおかしい、とか何とか・・・。
ガン利権を守ろうという意識はないかもしれないけれど、現代西洋医学(アロパシー:対症療法)だけしか頭にないお医者さんは、このような事実を到底容認することができないのだろう。認めると自己否定することになるからなぁ。必死になる気持ちもわからないではないけれど。
いずれにしても、こまかい非本質的部分の揚げ足をとって総論批判するという誹謗中傷の常套手段には注意しよう。そんなことは本質的な問題では、全くない。
ものごとの全体(「いずみの会」で起こっている事の全体)を見なければならない。
名古屋大学医学部が「いずみ会」を調査して驚嘆したらしい。
弊ブログも驚嘆する。
さらに、川竹文夫さんの『「ガン・治る法則」12カ条』の「ガンの患者学研究所」の活動もすごい。
その秘密をこれから探っていきたい。
癌は不治の病なんかでは、けっしてない。癌は治る病気であり、治せる病気なのだ。
安保徹先生(新潟大学)が言われるように、癌とは、20億年の地球上生命の進化史における「ある種の先祖返り現象」かもしれない。
- 作者: 船瀬俊介
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