癌では死なない(稲田芳弘、鶴見隆史、松野哲也)

知人にすすめられてこの本を読んでいる。おもしろい。通勤鞄に入れたまま何度も読み返しているがとても興味深い情報が多くて超おすすめ。新書版でコンパクトだし安価。でも内容はかなり濃い。

癌による死亡者数は年間35万人。男性は2人に1人、女性の場合は3人に1人の割合で癌死という統計らしい。


しかし現実は、癌という病気によって死ぬというよりも抗ガン剤によって殺されているというのが実情に近いのではないか(船瀬俊介)。


どうしてこんないびつな事態になってしまったのだろうか。


人間はこの地上に生まれて楽しく生きて最後は老衰によって安らかに土に還る、というのが理想的。しかし、現実は厳しい。

おそらく現代人は医療ビジネスという巨大な怪物のようなシステムに巻き込まれてしまっているのだろう。

癌治療ビジネスだけでも15兆円規模だと試算する人もいる。(防衛予算の約3倍!)

一旦癌を宣告されると、医師の処方を拒否することは普通の人には困難であり、そのままベルトコンベアーに乗せられて墓場までまっしぐら、ってな感じか。


この流れを変えるためには、癌に対する正しい知識を入手し、かつ、日々健康法を実践して、自分の身は自分で守るしかない。自己防衛。


男性の2人に1人が癌で死ぬ、ってことは弊ブログ主も他人事ではない。既に身近な知人が何人も癌であの世に旅立っている。明日は我が身。


この本の著者の一人、稲田芳弘さんは、千島学説を知っていたので、自分が癌宣告を受けたときに、「ヤッター!」とガッツポーズで驚喜したそうです。(気が狂ったと思われないよう奥様がそれを押しとどめたとか)


この本を読めば、癌に対するこれまでのイメージや恐怖がガラガラと音を立てて崩れます。癌に対する恐怖は無くなるだろう。なぜなら、執筆した3人(内お二人は医師)はいずれも自ら癌に罹患しこれを克服した経験者だからだ。しかも、3人とも現代医学の癌治療に対してはっきりと異を唱える。様々な代替医療についてその有効性について熱くかつわかりやすく語っている。癌の代替治療に関する入門書としても最適。

この本を手がかりとしてさらに深く研究したいと思う。千島学説ガストン・ネサンなどなど。

癌では死なない~余命宣告をくつがえした医師たちの提言~ (ワニブックスPLUS新書)

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