大学生の頃ジャズにこっていた時期があった。毎日のようにジャズ喫茶(懐かしいことば!今は死語か)に入り浸ってはウンチクをたれていた。青臭い哲学青年。でもマルクスや左翼思想には興味がなかった。その頃は耽美派文学や稲垣足穂や松岡正剛の雑誌「遊」を愛読していた。
ちなみに、大学は理科系でありながら、文芸部と能楽研究部と自転車部を掛け持ちするような、今から思えばかなり変な学生でした。
話がずれた(+_+;)\パコッ!
聖バレンタインだった。
そのころ、FM東京で油井正一さんのアスペクト・イン・ジャズを聞くのが楽しみだった。油井さんは1998年に亡くなった。
日曜日の夜は、吉田秀和さんの「モーツァルトの楽しみ」を聴くのが楽しみだった。毎回カセットテープ(これも死語)にとってはすり切れるほど聴いていた、
いかん、また話がずれた。
懐かしい油井さんの声↓
●アスペクト・イン・ジャズ 1977年12月7日(水)
http://www.youtube.com/watch?v=MC1uWPycAYk
記憶違いでなければ、油井さんの番組シリーズで「チェットベイカー・ストーリー」というのがあった。
やっと、本題に来た!
そこで、やはり、今夜は飲みながらどうしてもこれが聴きたかった。
チェットベイカー(Chet Baker)はトランペッターでありヴォーカリストでもあった。
1988年5月13日満58歳で没。↓は死去の前年の東京での演奏。
●CHET BAKER - My Funny Valentine
http://www.youtube.com/watch?v=UOEIQKczRPY&feature=related
これ↓は1959年の歴史的な画像。
●Chet Baker - My Funny Valentine (live 1959)
http://www.youtube.com/watch?v=LwQ_raCs8Wg&feature=related
この↓かすれたペットの音がたまらんね。
●Chet Baker My Funny Valentine
http://www.youtube.com/watch?v=WPkCbIa1hmg&feature=related
かすれの美学といえば、やはりマイルス・デイビスのミュートをつけたペットで酔ってしまう。
●Miles Davis Quartet : My Funny Valentine
http://www.youtube.com/watch?v=OIq4qTEQO1Y&feature=related