ナチュラルオパシ−(自然療法)としての温泉療法

軽井沢のカルシウム−ナトリウム1塩化物温泉を楽しんだ後、昨晩、下界に戻った。

かつて軽井沢は、五街道のひとつ中山道が通る宿場町として栄え、浅間山を望む景勝地としても人気スポットだった。明治時代に入ると、いったんは宿場町としての機能を失って没落した。しかしその後、1886年明治19年)にカナダ人宣教師のアレクサンダー・クロフト・ショー(Alexander Croft Shaw, 1846年 - 1902年(明治35年))がたまたま訪問し、高林薫平の居宅を借り受けて7月から8月まで滞在し、故郷のトロントと似ていると感じた。1888年明治21年)、ショーは「つるや」の主人の佐藤忠右衛門のあっせんによって別荘を設け、避暑地としての軽井沢の歴史を切り開いた。(Wikipediaより)
しかし、軽井沢といえば、浅間山と温泉。

浅間山は過去何度も噴火している。江戸時代、天明3年(1783年)の天明の大噴火では1500名が亡くなったらしい。


しかし、この火山のおかげで温泉を楽しむことができる。火山列島の日本に生まれてよかった、と思う瞬間だ。

温泉療法はナチュラルオパシー(自然療法)のひとつ。

船瀬俊介氏によれば、18世紀までのヨーロッパには五つの医療体系が併存しいずれも正当な医療法として互いに補完しあっていたという。


ナチュラルオパシー(自然療法):食餌療法や温泉療法
オステオパシー(整体療法):鍼灸カイロプラクティック
ホメオパシー(漢方?)
サイコパシー(心理療法):笑いが免疫機能を高める
アロパシー(逆症(対症)療法):現代の薬物療法


そして、現在はアロパシー(対症療法)のみが正当医学であるとされ、他の医療体系はすべて怪しげな代替療法、あるいは非科学的な迷信とさえ言われ蔑まされている。


どうしてこのようなことになってしまったのか?

その答えは、フォスター・ギャンブルのドキュメンタリー映画「スライブ(Thrive)」にある。ヒントは、「石油」と「ロックフェラー」と「金融詐欺システム」。

次は「スライブ」について紹介したい。