夕方、米国の弁護士からちょっと寄ってもいいか?というメール。特許侵害訴訟の打ち合わせで東京に来ているとのこと。明日帰国する。
3月12日に日本に到着する予定だったが、震災でキャンセルせざるを得なかった。
短時間でしたが、いろいろおもしろい情報を得た。
アメリカから日本への直行便(米国航空機)の数は震災前の半分に縮小されているらしい。日本の価値がそれだけ低下しているということ。
一方、米国の財政はひどい状態で、借金を返すことがほとんど不可能な状態。つまり、国家破綻・デフォルトの可能性があるということ。
日本だって国家財政はひどいよ、というと、日本政府の借金と米国の借金は質が違う。日本は対外債務がほとんど無いけれど、米国は対外債務の額がすごいので、もはや救いようがない、と言う。よく分かっているではないか。
彼は典型的なアメリカのB層であるけれど(失礼)、状況がよく分かっている。
彼は、2001年の911の朝、ニューヨークのWTCビルから数ブロック離れた事務所に出勤する途中、WTCビルから煙が出ているのを目撃。最初は飛行機の衝突事故だと思ったらしい。しばらく呆然と見ているうちに、2機目が激突炎上するのを見て、テロだと悟った。しばらくしてビルの崩壊が始まり全身に粉塵を浴びながら命からがら逃げた・・・