検証(番外)米国デフォルト

311の動機と考えられている米国デフォルト回避(ドル防衛)が限界に達して危機的状況になっている。しかしまだよくわからない。中国格付け会社によれば「アメリカはすでに破綻している」というが。おそらくさらに何かを犠牲にしてデフォルトを回避するのだろうか。

アメリカ経済ニュースBlog
http://uskeizai.com/article/209559663.html


<転載開始>
中国の格付け会社で唯一ソブリン債の格付けを行うDagong Global Credit Rating社のJianzhong氏は、「アメリカはすでに破綻している」とコメントしたそうだ(Yahoo News)

社会保障の未払い負債を含めたアメリカの借金が62兆ドルあるので、実質「デフォルト状態」といっておかしくない。

米政府は8月2日までに、14兆ドルの米債務上限引き上げをしなければ資金不足に陥るが、共和党財政赤字削減の条件で合意できない限り、債務上限引き上げはできない。

ドイツ格付け会社Feri社は8日、アメリカの格付けをトリプルA(AAA)からダブルA(AA)に格下げ。S&P、ムーディーズ、フェッチの格付け会社御三家も、デフォルト回避のための債務上限引き上がげできなれば、アメリカは最高格付けを失う可能性があると警告している。

債務上限引き上げされなければ、米国債の利払いや元本返済ができなくなるため、共和党支持者の一部では、 緊縮達成のためには『短期的』に破綻も容認するという意見がある。

もし債務上限引き上げされなければ(まずないと思うが)、『短期的』にでもデフォルトがおきる。米国債の利回りが急騰し、世界に債券市場は混乱することになるでしょう。

債務上限引き上げには『合意』できると思っているが、今後の政治的駆け引きは注目だ。

                            • -

06月 9日 13:24 JST ロイター。
http://bit.ly/l99gDS