柴田哲孝氏のGEQを読み始める。おもしろい。
GEQとは Great Earth Quake (巨大地震)。
1995年1月17日の未明、5時46分にそれが起こった。
神戸の町並みを引き裂くようにして青白い閃光が走った。その閃光を関西空港にまさに着陸しようとしていたパイロットが目撃。後でこのパイロットは、地中に巨大な爆発が起こって(核爆発のような)、大地の割れ目に沿って爆発の光が空に向かって放射されたようだったと証言する。
一方、明石海峡大橋の工事現場付近から不審な船舶が高速度で逃げていく様子を見ていたフェリーの船長がいた。
冒頭から目撃証言を描写していく導入部から引き込まれて一気に読ませる。
おそらくテーマがテーマだけにノンフィクションの形態をとることができなかったと思われる。
逆に言うと、サスペンス小説の形態によってはじめて生き生きと気兼ねなく「事実」を盛り込むことができたのかも知れない。虚実皮膜。事実は小説より奇なり。
柴田哲孝氏のこの本を読むまでは、まさか阪神大震災が人工的に起こされた地震だなんて到底信じられない、と思っていたけれど、この本を読んで変わりました。コロッと。だまされやすい性格(+_+;)\パコッ!
阪神大震災が人工的に誘発された地震であるとすると、311の検討もここから始めなければならないということか。大変なことになった。
阪神大震災→911→スマトラ沖地震→四川大地震→ハイチ地震→ニュージーランド地震→311
これらすべてが繋がっている可能性がある。