副島隆彦レポート2030

副島隆彦氏の学問道場の掲示板がおもしろい、というか興味深い、というか重要な感じがする。

ぼくはこの掲示板で、以下の、一児の母である主婦による投稿文を読んで不覚にも泣いてしまった。ぼくも、このアナウンサーと同じ気持ちで福島からの放射能が東京地方に飛んでこなければよいなどと思っていたのだ。そのことを思うと愕然とする。

(以下引用)

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 [309]の副島先生の投稿文の中で、[地元の人が言った。「東京のテレビのアナウンサーが、『今日は、南風(北のように吹く)です。安心してください』と言ったのよ。福島県民のことなんか、東京の人たちは何も考えてくれないんだ。東京の為に、電力を作って、そして、私たちはこんなひどい目にあっているのに」 と。 ]
 これを読んで、本当にドキッとしました。
福島の原発は、東京のために作られたものなのです。こんなことさえ考えたこともなかった自分が恥ずかしいです。東京のために福島県に作られた原発なのに、東京の人たちだけ上手く放射能から逃れて、そればかり必死になって考えて、福島県民だけ見殺しにしていいのか・・。いいわけがないです。私は言葉も有りません。
 先程、会社でFMラジオを聞いていましたら、福島のある農家の人がインタビューに答えていました。「福島の野菜のほとんどが東京へ出荷されます。東京のための野菜でした。東京の人たちが今後福島の野菜を食べられないとなると、東京人の多くが野菜不足になるのが心配です。申し訳ないです。」というコメントです。なんと、この場に及んで東京人の野菜不足を心配してくれている?驚きました。わたくしたちはここ数日、福島を完全に見捨てていました。何て酷いことを考えていたのでしょうか。
 皆さん、今日から「我良し」の考え方は捨てましょう。これまで長い間、福島は、東京のために、東京人ために、電気を作って送り、野菜や肉や魚を作って届けてくれていたのです。深く深く感謝します。決して忘れてはいけません。
 心から福島の復興を願います。

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(引用終わり)


副島隆彦氏は福島の農産物の放射能汚染報道に激しく、かなり激しく憤っている。

いま福島県が直面している問題から眼を離すことはできない。

副島隆彦氏は3/22付けの投稿で、福島県に移住する決意を述べている。この人は本当にすごい思想家だと思う。批判する人は多いが、ぼくはいい意味でかなりいかれた思想家だと思う(←まったくほめてない(+_+;)\パコッ!)。副島氏は最近亡くなった小室直樹氏の愛弟子で妥協を許さず自ら行動するすぐれた思想家だ。ときどきエキセントリックにハチャメチャになるところがニーチェに似ているのではないか?(ニーチェには会ったことがないけれども)このハチャメチャなところが悪くないと思う。

(以下部分転載)

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私、副島隆彦は、人間(人類)と言う、おそろしく悪意の生き物の、底意地の悪さを、今、感じている。「自分は、風評被害で、体内被曝とかを、神経質に言う人間ではない」と書くような人間が、一番、底意地が悪いのだ。「副島先生が、書いていることは、科学的な根拠が示されていない。先生の本はたくさん読んでいます」と書くような人間の、ロクなやつはいない。 なぜ、自分だけが、そして、自分の子どもだけがかわいいのだ。それは、当たり前だ、というのなら、言え。 

 私は、決めた。私は、福島にも住む。家を買って、出来れば、福島第一原発が見えるところに、家を買って暮らして、そして、毎日、福島県産の野菜、果物、コメ、魚を食べる。

 大きな危機(高濃度の放射能の飛散はもうない)が去った今だからこそ、私は、そうする。私は、次は、福島県(および、北茨城)の復興の為に命がけになる。 宮城県(仙台)と、岩手県三陸海岸)の復興は、他の人たちに任せた。

 学問道場の会員たちで生活に余裕のある人は、私と弟子たちが、すぐに家を買って住み始める おそらく、原発20キロから30キロ地点の家に、現地視察を兼ねて、訪問してください。ぐだぐだ、言うな。現地に来なければいけないのだ。 ぐだぐだ、遠くから言うな。書くな。馬鹿どもめ。 福島の人たちは、ここで、生きているのだぞ。

 何が恐ろしいことがあるか。1000マイクロシーベルト毎時(1mSv/h)や、5000ベクレルぐらいの、微量な放射能など、全く問題ではない。何を、そんなに騒ぐのだ。馬鹿ども。ワーワー、自分の知ったかぶりを言いたいのなら、現地に来て、言え。危機は去った、と、私、副島隆彦が言うのだから、そうなのだ。「私は、副島隆彦を尊敬していますが、まだ、半信半疑です」というような人間は、学問道場の会員である必要はない。いなくなれ。 福島県なんて、来ようと思えば、自動車で5時間も運転すれば来れるじゃないか。今は、東京からこっちは、ガソリンが無いだけのことだ。
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 だから、私は、福島県で出来るだけ原発に近いところに住んで、そこの食べ物を、そこの住人たちと同じように、食べて生きる。 会員の皆さん、私がその家にいますから、遊びに来てください。「遊びに来て」と、書いたら、また、目くじらを立てて、被災地に対して不謹慎だ、と、私、副島隆彦を非難する気か。 お前たちの、その、過剰な「優しさコトバ」の偽善体質の 偽善汚染を、なんとかしたらどうだ。 

 やるべきは、だから「ようそこ福島へ」「福島県産の生鮮食料品を食べましょう」運動だ。他に何をやることがあるというのか。 今、テレビで、言っていた。「 どこまで、数値を信用したらいいのか。正直、食べるのは、不安ですね」などと、言うな。 福島産品を私たちは、進んで食べましょう。

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(引用終わり)