植草一秀ブログから転載

(部分的に転載)

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 2011年度予算案は史上最強のデフレ予算である。予算が成立すれば予算が原因になって日本経済が急激に悪化する可能性が極めて高い。しかし、このデフレ予算でも成立しなければ、予算そのものの執行が不能になり、経済は間違いなく崩壊する。
 
 この期に及んで菅直人氏は、予算が成立しない原因を野党に押し付けようとし始めている。予算が成立しないと国民が困ると脅して、野党の法案可決への協力を求める。予算が成立しなかったら、その原因は野党にあると言わんばかりの主張である。
 
 このあたりが、卑怯で卑劣な菅直人氏の菅直人氏らしさを如何なく発揮した場面である。こんな人物が首相に居座ることを多数の日本国民が恥ずかしいと思っている。疑わしい世論調査でさえ支持率は2割を下回り、国民の半分が菅直人氏の辞任を求めている。
 
 法律を通すには、野党の賛成を得るための最大限の努力が必要だが、その前に、党内の結束を固めることは当然である。ところが、菅直人氏は連合赤軍のように、党内での狂気の総括を進めており、これで法律成立を目指すと言っても誰の心にも響かない。
 
 民主党の心ある勇士が立ち上がり始めた。松木謙公農林水産大臣政務官の辞任に続く勇士の行動が一段と拡大してゆくだろう。マスゴミは、反旗を翻した者に、なぜ離党しないのかと問うが、反旗を翻した勇士が正論を述べ、民主党の現執行部が民主党の本来の政策路線を踏みにじっているのだから、離党すべきは現在の執行部である。こんな基本的な判断もできない者が公共の電波を占拠しているのだ。
 
 菅−仙谷−岡田−野田−前原−枝野−玄葉−渡部−与謝野−藤井の民主党悪徳10人衆に離党してもらうのが先決である。この悪徳10人衆が民主党から消えれば、民主党の浄化は一気に進む。
 
「連赤民主党」=「悪徳民主党」=「増税民主党」とすれば、選挙で最も分かりやすい。
 
 残存する議員による「正統民主党」=「減税民主党」とすれば、これまた主権者国民に分かりやすい政党になる。
 
 消費税を永遠にタブー視するのではない。何よりも重要なことは、

増税の前にやることがある!」
 
である。

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(転載終わり)