技術からみた人類の歴史(山田慶兒)

僥倖という言葉がピッタリの本に出会った。

たまたま神保町の古本屋街を散策していたときに、ふらっと入った東京堂書店でこの本を見つけた。SUREというほとんど知る人のない京都の出版社の本。2010年10月2日発行とある。普通の書店では見つけることはないだろう。本当にラッキーだった。山田慶兒氏は1932年生まれだから、今年79歳か。

読み進めるのがもったいない。だから、まだ20頁ほどしか読んでいない。いつも目につくところに置いて眺めている。この本の表題を眺めるだけで、想像力がフツフツとかき立てられる。

この本の表題には実は深い意味がある。「技術からみた人類の歴史」とは、「人類からみた技術の歴史」とか「人類の技術史」といった平凡で通俗的な意味では決してない。山田慶兒先生がこの書名に込めた意味には深いものがある。人類が技術をつくったのではなく、技術が人類を創りあげたということ、これである。と言われても、うーん、なんかよく分からん。それがどうしたの?と言われればそれまでですが・・・

内容については、この本を熟読吟味してから紹介したい。