先日のサイクルモードで見たパシフィックのIF MODEという26インチの画期的折り畳み自転車が気になる。
このフルサイズの自転車が・・・
このようにきれいに折り畳まれるのだ。そのメカニズムはいったいどうなっているのだろうか。
そこで、特許出願がされていないか調べてみました。
PCT(国際出願)で出願されてました。日本も指定国に入っており公開公報も発行されてます。以下が国際公開の公報番号(日本語の公表特許公報)。特許庁の電子図書館から特許公報のPDFファイルをダウンロードすることができます。
特表2006−504573号
国際出願日:2003年10月29日
国際公開日:2004年5月21日
発明者はマーク・サンダーズ(Mark Sanders)という英国人。
出願人は、エムエーエス・デザイン・プロダクツ・リミテッドという英国の会社。
この特許公報を読むとIF MODEの折り畳み構造の詳細がよく分かります。
どうも、このレバーのところの機構に秘密があるようです。かなり複雑な機構です。
ところで、この特許出願は、日本では審査請求をしないまま取り下げられた状態(みなし取り下げ)になっています。日本での権利化を諦めたようですね。日本での製造予定はないので、日本での特許権は必要ないと判断したのでしょうか。よくわかりません。いずれにしても、日本国内では自由に作ってもよさそうです。個人ではとても真似して作るわけにはできませんが・・・。