今年の4月から東京で一人暮らしを始めたお兄ちゃんがこの雑誌に掲載されていたのを見て、三男君が買ってきた。大学駅伝の特集。
なみいる強豪選手のなかでうまくやっていけるのかちょっと心配ではありますが、生まれつき茫洋とした楽天家である本人は淡々と日々のメニューをこなしている様子。
陸上競技、特に駅伝競技の世界では故障でつぶれる選手も多いと聞いていますが、走ることを楽しみながら気長にやってほしい。勉強の方もがんばって、とは言いません。そんな時間はないことは承知しております。
ところで、人類はなぜ走るのか。これはとても根源的な問題。人類学における大きなテーマ。
獲物の捕獲や食料調達といった生存目的のためではなく、ただ走る。生存のためではなく、走ることのよろこびだけを求めてただ走る動物。そして、それをスポーツや競走競技にまで昇華させてしてしまったのは、地球上の生物で唯一、現生人類だけだ。
これを技術人類学的に説明するとどうなるか。