科学史学会

今日と明日は東京海洋大学にて科学史学会。

粟野宏さん(山形大学)の「複製技術における相補性概念の技術史的意義」を楽しみにしていたが、なぜかこのレクチャーはキャンセル。残念。

東アジアの活版印刷技術はグーテンベルグよりも400年もはやく発明されていた。それにも関わらずグーテンベルグ体系のように社会を変革するには至らなかったのはなぜか? この謎を粟野宏先生は解き明かしてくれるはずだった。


そのほか、森亮資さん(立命館大学社会学研究科)の「現代的カメラ」成立に関する発表がおもしろい。シャッターの技術開発に関連して持論を展開されていて興味深い。「シャッター工学」という概念を提唱している。