宇田川榕庵

朝の駅までの道の途中に山桜を見つける。うつくしい。本居宣長がこよなく愛した山桜。


今日は科学史学会のレクチャーを聴きに田町のキャンパス・イノベーションセンターまで。

今日のテーマは道家達将氏の「宇田川榕庵」。道家達将先生は82歳ですが、情熱的に宇田川榕庵について語る。宇田川榕庵は調べれば調べるほどおもしろいと言われる。

「いつお呼びがかかっても不思議ではありませんが、その日までにこれまで研究した宇田川榕庵についてのまとまった本を出す予定です」と言われる。楽しみです。是非お元気でがんばっていただきたい。

宇田川榕庵(うだがわ・ようあん)(1798〜1846)は、日本におけるサイエンス(近代科学)の草分け。榕庵の著作「舎密開宗」は我が国最初の体系的化学書だ。

酸素、水素、窒素といった用語を考えたのも宇田川榕庵だ。

彼は江戸時代後期において近代化学の研究で有名ですが、その研究対象は化学のみならずあらゆる分野に及ぶ。植物学、動物学、昆虫学、薬学、土、農業そして温泉の研究も。
お酒が好きでかなりユーモアの好きな人だったらしい。ぼくに似ている(+_+;)\パコッ!

たとえば「しるこ屋で酒を注文するとどうなる?」といったとんち話がすきだった。

宇田川榕庵先生はこんな感じだったらしい(Wikipediaより拝借)。


さらに彼はシーボルトが驚くほどの語学の天才だった!

宇田川榕庵の出版されていない稿本はかなりあり、全貌はいまだ解明されていない。

日本の江戸時代にはこんなすごい人がいたのだ。