セラミック浄水フィルター

これだけ科学技術が進歩していながら、未だに、不衛生な飲み水が原因で死亡する子どもたちが世界中にいる。年間180万人以上の子供が水が原因で死んでいるという統計がある。

安全な飲み水と適切な下水処理を欠いているために、毎日約4000人から5000人の子どもたち(そのほとんどは5歳未満)が命を落としているのだ。驚いた。

きれいな水こそが乳幼児の死亡率を下げるために最も必要な最低条件だ。

行政の広域水道が期待できない地域において、安全な飲み水を確保する方法はないのか。
セラミック浄水フィルターは、ローテクだがローコストかつ効果的な適正技術だ。2010年1月8日に弊ブログにて触れた「世界を変えるデザイン」にも紹介されていた。

このセラミック浄水フィルターは、グアテマラの化学者フェルナンド・マザリエゴス博士が発明したもので、陶芸家のロン・リヴェラがデザインし直して大量生産しやすいように標準化した。推定で50万人が使用しているらしい。

セラミック浄水フィルターは、陶器素材のフィルター機能とコロイド銀の抗菌特製を組み合わせたきわめてシンプルなもの。ローテク技術だが、効果的でローコスト。

下のようなセラミック容器とプラスティック容器を組み合わせた2重構造のシンプルな造り。



下記サイト(平和をめざす陶工 Potters For Peace)に詳しい。

http://s189535770.onlinehome.us/pottersforpeace/