昨日買ったこの本をさっそく読みはじめるとおもしろくて一気に読む。
著者は早稲田大学哲学科でニーチェを研究した哲学者。1975年山梨県生まれ。まだ若い。
イタコのように降臨するニーチェをめぐるコミカルな物語の中に深遠な思想が盛り込まれていておもしろい。
この本を読むと、大学時代に少しかじって挫折したニーチェが読みたくなる。
キーワードは、プラトン→パウロ→カントへと流れる負のスパイラル。この負のスパイラルによって貶められてきた人間の現実世界を取り戻そうとするニーチェの壮大な哲学。
- 作者: 適菜収
- 出版社/メーカー: 飛鳥新社
- 発売日: 2009/02/20
- メディア: 単行本
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