4時頃目が覚める。今朝のNHKラジオ深夜便のインタビュー(こころの時代)は作家の久木綾子さん。
 久木綾子さんは89歳。
 最近「見残しの塔」という小説を書いて小説家としてデビューした。なんと、89歳で小説家になった女性である。
 久木さんの語りはしっかりとしていていてみずみずしい。とても感動した。
 この小説は山口の五重塔を建てた宮大工をめぐる物語(周防国五重塔縁起)。
 塔の名前は「瑠璃光寺五重塔」。時代は中世室町。
 久木綾子さんは、山内氏の文化が培った山口に通い、宮大工にも弟子入りして大工技術をゼロから学び、中世史の勉強のため講座に通い、こつこつと文章修行を続けてきた。その成果がこの小説。
 話を聞いていると是非とも読みたくなってきた。アマゾンで注文。

見残しの塔―周防国五重塔縁起

見残しの塔―周防国五重塔縁起