ライブスチームB20製作奮闘記(澁谷映輔)

ライブスチームB20製作奮闘記―1台の機関車から

ライブスチームB20製作奮闘記―1台の機関車から

 冬休み中に読んだ本でおもしろかった本。
 澁谷映輔さんという方の「ライブスチームB20製作奮闘記」(誠文堂新光社)がおもしろい。澁谷さんは1955年東京生まれ。
 一冊の本に出会うことによって人生が変わることがある。この本はそのような本になる可能性がある。←いつものワンパターン(+_+;)\パコッ!
 鉄道模型の趣味はない。しかし、この本は、ものづくりに興味のある人にとっては文句なしにおもしろい。
 文体もすっごくいい。5行読む毎にくすくすニヤニヤ。いったいこの著者のユーモア感覚は尋常ではない。自嘲じみたユーモアの中に鉄道模型の実践家としてのしっかりとしたプライドと尊厳さえ感じさせる。
 蒸気機関に関する本を探していて偶然見つける。石炭を焚いて蒸気で走る5インチゲージの蒸気機関車(ライブスチームという)を16年かけてじっくりと製作し楽しむプロセスが披露されていて読ませる。欲を言えば、知識のない人のために蒸気機関車が動作するメカニズムについての基本的な説明があるとよかった。
 なんだか、蒸気機関車とまでいかなくとも、蒸気エンジンでも組み立てたくなった来た(+_+;)\パコッ!