キャンピングカーの暖房機能

 最近気温が下がって寒くなってきたのでキャンピングカーの暖房方法が気になったので調べてみる。以下、備忘録メモ。
 キャンピングカーの暖房にはいくつかの方法がある。
1 エンジンの廃熱を活用する方法
 これはエンジンがかかっているときにしか利用できない。つまり、運転中かアイドリング中に排ガスから熱交換して暖房する。

2 エアコン
 壁に取り付ける家庭用エアコン、窓に付けるウインドウエアコン、天井に設置するルーフエアコン。
 それぞれ100Vの電源が必要。よって、発電機を搭載したキャンピングカーでしか活用できない。あるいは、キャンピングサイトのAC電源から電源を確保することになる。
 ルーフエアコンについては米国製キャンピングカー専用クーラーがあるらしい(たとえばコールマンの「ポーラ・カブ」)。このルーフエアコンは冷房はめちゃくちゃ強力らしい。マックレー社(京都のビルダー)は、「弱暖房」機能付きのルーフエアコンを採用している。
 そのほかにルーフエアコンとしてバンテックパーツセンターのルーフエアコン(B2200)(31万円)があるらしい。
 ルーフエアコンは、屋根に室外機を一体的に設置できるので、スペース効率的にいって、家庭用エアコンやウインドウエアコンよりもよいのではないだろうか。(家庭用エアコンは室外機を外装のどこかに搭載する必要がある。)
 

3 エアーヒーターもしくはFFヒーター
 キャビン部分の暖房の主流はこれ。FFはForced Fumesの略、強制吸排気方式のことで、室外の空気を燃焼させて熱風を室内に送り、排ガスは室外に排出されるので室内の空気はクリーン。
 ガソリンもしくは軽油を燃焼させた熱を利用する。ガソリンエンジンの場合は燃料タンクからのガソリンを使う。
 FFヒーターとしては、ドイツのベバスト社(Webasto)のヒーターが定評あり。
 先日のお台場のキャンピングカーの展示会にはベバスト社の展示があり、ドイツ人が流暢な日本語で説明してくれた。
 すぐれものだ。さすがドイツ製。小型軽量のAT2000ST(約15万円)で充分か。