団塊世代のアンチエイジング―平均寿命150歳時代の到来 (光文社ペーパーバックス)
- 作者: 浜田和幸
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2007/02
- メディア: 単行本
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最近のアンチエイジングの動向が広範な角度からまとめられている。老化現象は自然現象ではなく病気ととらえる。病気は必ず克服できる。ここ十数年でアンチエイジングの研究はめざましく進んでいるらしい(玉石混淆ではあるが)。
ヒトの場合、細胞分裂の回数は62回。ヒトの細胞分裂は2年で一巡するので、62回の細胞分裂ですべてのテロメア(染色体の両端に位置する生命調節機能をもつもの)が失われる。よって、単純計算で、62×2=124年で寿命がつきる。実際、これまで公式記録で最高齢は1997年に122歳で亡くなったフランスの女性Jeanne Louise Calmentさん。このおばあちゃんは110歳まで煙草をスパスパ吸っていらしい。ワインも毎日飲んでいたに違いない。(これは未確認)いずれにしてもヒトは本来的にまともに生きれば124歳までは生きられるということ。
昨年2006年の11月にハーバード大学医学部の長寿研究の第一人者David Sinclair教授は赤ワインの中に含まれる酵素成分「リスベラトロール(resveratrol)」がマウスの寿命を30%延長させることができることを見いだした。ワインは長生きの秘訣。