グラスゴーのヴァイオリン

 朝のBSで、さだまさしがむかし親に買ってもらったヴァイオリン(1984年作製)の作者を訪ねて英国のスコットランドの都グラスゴーに赴く話。なかなか感動的。ロバート・クリー・クロフォードという画家が作者であることが判明するまでのドキドキする探索の旅。パブでのヴァイオリンの民族音楽の演奏。グリーノックという港町が出てくる。
 グリーノックは、たしか蒸気機関の発明者ジェームズ・ワットの故郷ではないか!たしかワットの父親は船大工だった。だからワットは幼いときから職人の手仕事を身近に触れていた。この番組では船大工が片手間にヴァイオリン(フィドル)を作製していたらしい。これがスコットランドの伝統文化であり、ワットはこの技術文化のなかで育ったのだ。船大工と芸術とヴァイオリンと蒸気機関。これらを生み出した風土と文化のグラスゴーは魅力的である。