作ることの哲学(伊藤徹)

 この本の題名に惹きつけられ、内容も確認しないで買ってしまった。なんと魅惑的な表題であることか。作ることこそ哲学として考察されるべきであるのに、このような哲学が少ない。技術哲学を含めてほとんどない。著者は伊藤徹という1957年生まれの僕よりも若い学者。ハイデガーの研究者であるらしい。特に第5章の「道具への視線」に注目。今日から、上質のコニャックをちびちびと舐めるように読み進めたい。