朝起き抜けに日下さんと養老さんの対談本を読む。濃厚で鋭い内容。これは傑作。二人の息が合っている。おもしろい話が満載。
聖徳太子が裁判で10人の訴えを聞いたという伝説は、10の言語を喋る人々がいたということ。多言語民族国家であったということ。大化改新の頃、日本列島はアジアの吹きだまりだった。大陸で食い詰めて極東の日本列島にたどり着いて、原住民の縄文人と混ざりあった。この辺はアメリカと似ている。
日本語もそのころつくられた。それを天皇以下みんなで学習したテキストが「万葉集」であったのではないか。日本語を学ぶためにみんなで歌を詠んだわけです。日本語統一運動。
日本社会を今日まで発展させたのは、実は、マンガである。これは養老猛司の持論。
- 作者: 養老孟司,日下公人
- 出版社/メーカー: ビジネス社
- 発売日: 2003/09/19
- メディア: 単行本
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